今年の最後を締めくくる駅伝として人気の「富士山女子駅伝」が12月30日に開催されます!
つい先日、全日本大学女子駅伝を応援したと思ったら、もうあれから2ヵ月経つんですね。
箱根駅伝に女子の部はありませんから、この大会がシーズン最後の大学女子駅伝となり、今のチームで襷を繋ぐ姿が見納めとなる4年生もいますので、見逃せませんよ!
今回も、お馴染み陸上ファンの方に優勝候補や注目選手を教えてもらいましたので、早速チェックしていきましょう。
富士山女子駅伝2022予想
陸上ファンの方に予想を聞いてみたところ、やはり、先日の全日本大学女子駅伝で、史上初の6連覇を成し遂げた名城大学が優勝候補として圧倒的支持を集めていました!
もはや向かうところ敵なし!って感じですものねー。
なんといっても、やはり5000mの自己記録が全員15分台で揃う選手層の厚さが名城大学の強みですね。
ムセンビ選手や和田選手といったエース級の4年生が卒業しても、先日の全日本大学女子駅伝を見てもわかるよう、強い新入生がその穴を埋めて、チームの強さを維持できています。
また、チームワークの良さも強さの秘訣です。
不調な選手がいる場合は、その分、調子のいい選手が1秒でもタイムを稼ぐというように、互いをサポートし合う体制が整っているところが、他の大学より抜きん出ていると感じます。
そして、毎回誰かしらが区間賞・区間新を出すという、本番に向けてピークを持って来れる調整力にも優れているチームですね。
そんな名城の注目選手はというと、やはり経験豊富な4年生、小林成美選手と山本有真選手。
エース選手なので、間違いなく最長区間の5区と7区のどちらかに配置されるでしょう。
また、ルーキーでは、仙台育英高校出身の米澤奈々香選手と、須磨学園出身の石松愛朱加選手に注目です。
流れに乗りたい前半区間は、このルーキーたちに加え、2年生の谷本七星選手、3年生の増渕祐香選手を配置するのではという予想をしています。
そうすると、残る1枠に誰が来るのか…ここが悩ましいところ!
1年生の柳楽あずみ選手か、4年生の荒井優奈選手が来るのでは…という声がありました。
伸び盛りの1、2年生を、実力と経共に安定した3、4年生が牽引するというチーム構造が、間違いなく連覇への道を切り開いてくれるでしょう!
富士山女子駅伝の開催、応援有難うございました🥺
“今年のチーム”としての優勝&
4連覇を達成しました。4年間一回も区間賞が取れず…全て仲間に助けられた駅伝に
でも先頭で走る景色は本当に最高でした!名城大で走れて幸せでした✨
今後も可愛い後輩達の応援宜しくお願いしますっ😚 pic.twitter.com/nkTGd0Fy8p
— 髙松智美ムセンビ (@musembi223) December 30, 2021
そして、この最強軍団に対抗できるチームとして、立命館大学と拓殖大学の名前も挙がりました。
立命館大は、先の全日本大学女子駅伝では2位の快挙を成し遂げており、名城大が連覇をするまでは常勝校だったので、古豪の復活を願う声がありました。
拓殖大は、言わずもがな、異次元の走りで注目を集める不破聖衣来選手の存在に期待が集まります。
2021年の富士山女子駅伝では、最長区間である5区をで、12位から2位までごぼう抜きしたという記録を持つ彼女。
先日の東日本女子駅伝の出場を見送られたということは、この駅伝に合わせて調整してきていると思うので、彼女がどこまで復調しているかによって、レース展開が大きく変わりそうです。
富士山女子駅伝2022の出場校は?
富士山女子駅伝の出場校は、10月末に行なわれた全日本大学女子駅伝の上位12チーム+5000mx7名のチーム記録による10大学+全日本大学選抜+静岡県学生選抜の計24チームで競い合います。
具体的なチームはこちらになります!
★全日本大学女子駅伝の上位12チーム
- 名城大学(東海学連)
- 立命館大学(関西学連)
- 大阪学院大学(関西学連)
- 大東文化大学(関東学連)
- 拓殖大学(関東学連)
- 日本体育大学(関東学連)
- 城西大学(関東学連)
- 関西大学(関西学連)
- 福岡大学(九州学連)
- 大阪芸術大学(関西学連)
- 東京農業大学(関東学連)
- 関西外国語大学(関西学連)
★5000mx7名のチーム記録による10チーム
- 中央大学(関東学連)
- 東洋大学(関東学連)
- 玉川大学(関東学連)
- 順天堂大学(関東学連)
- 筑波大学(関東学連)
- 京都光華女子大学(関西学連)
- 佛教大学(関西学連)
- 東北福祉大学(東北学連)
- 亜細亜大学(関東学連)
- 中京学院大学(東海学連)
★選抜チーム
- 全日本大学選抜(各地区学連からの選抜チーム)
- 静岡県学生選抜(静岡県の大学に在籍している学生か、静岡県の中学・高校出身の学生の選抜チーム)
男子大学駅伝と違って、女子は地域に偏りがなく、関西学連も強いのが興味深いところ!
やっぱり自分の出身地のチームが出ていると、応援の気合の入り方も違いますよね^^
また、選抜チームもオープン参加じゃなくて、ちゃんと公認記録として残る点もいいですね。
富士山女子駅伝2022の歴代区間記録は?
最後に、本番前に歴代区間記録もチェックしておきましょう!
当日区間新が出る可能性が高いですからね (*゚∀゚)=3
- 第1区(4.1km)12:42:高見澤安珠(松山大)
- 第2区(6.8km)20:40:五島莉乃(日本学生選抜)、和田有菜(名城大)
- 第3区(3.3km)10:07:御﨑舞(立命館大)
- 第4区(4.4km)13:55:山本有真(名城大)
- 第5区(10.5km)32:23 :不破聖衣来(拓殖大)
- 第6区(6.0km)19:31:増渕祐香(名城大)、飛田凜香(立命館大)
- 第7区(8.3km)28:26:小林成美(名城大)
ちなみに総合記録(43.4kmは)は、名城大学が2020年に出した2:21:38です。
名城大…ほんっとうに強すぎですね…。
上記区間記録だけでも、7区間中4区間保持してますからね。
今年も名城大がピコンピコンを鳴らすのか、はたまた「#不破さん」がトレンド入りするのか!?期待しかないです。
拓大・不破聖衣来が爆走!!11人抜きで区間新10.5kmを32分33秒/富士山女子駅伝
トップの名城大・和田有菜にはわずかに届かなかったが、11人抜きの爆走。10.5kmを32分33秒で区間記録34分17秒を大幅に塗り替えた。#富士山女子駅伝#セーラフワ#フワちゃん
|月陸Online https://t.co/6GzRMZQz6O— 月陸Online/月刊陸上競技 (@Getsuriku) December 30, 2021
富士山女子駅伝2022まとめ
よく全日本大学女子駅伝が夏の甲子園、富士山女子駅伝が春の甲子園に例えられます。
富士山女子駅伝は、言わば夏の甲子園で勝ち残った強豪たちによる頂点を決める大会なわけで。
また、今年一年を締めくくる大会でもあるわけで。
各チームかなり気合を入れて臨んでくるでしょうから、我々もしっかり応援したいですね。
名城大の優勝が堅いとは思いますが、そろそろ違うチームが出てきても良いのでは!?とちょっと期待してみたりもします。
ぜひ今年最後のレースをお見逃しのないように!