1月2日と3日は正月の風物詩とも言える箱根駅伝の開催日ですね!
関東学生陸上競技連盟に登録されている大学のみが出場となるので、関東ではお祭りのような盛り上がりを見せますが、関東圏以外にお住いの方でも、誰しも一度は見たことがあるのではないでしょうか。
そんな箱根駅伝ですが、ただ襷を繋いでゴールするという単純なルールのみで成り立っているわけではありません。
繰り上げスタートに監督車の並び順に給水に…と見ていると「これはなぜ?」と思う場面も多いことでしょう。
今回は、そんな箱根初心者さんに、給水のルールをピックアップしてお伝えしていきたいと思います!
箱根駅伝の給水の赤と青ボトルの違い
箱根駅伝の中継を見ていると、給水員が赤いテープと青いテープがそれぞれ巻かれたボトルを持って選手と並走している姿を見ることができるかと思います。
このボトルの違いですが、赤ラベルが水、青ラベルがスポーツドリンクとなっています。
中身は各チームが用意して良いわけではなく、主催者が用意したものではないといけないという決まりがあります。
どちらもスポンサーであるサッポロのドリンクが使用されているのだとか。
マラソンとは異なり、各選手に合わせたドリンクを渡すのはルール違反なのですね。
今回のMさんのコラムは箱根駅伝の給水について!実際に私もMさんの給水を撮ってましたが、しっかりと選手に伝えて並走する姿勢、プロだな…!と思わされました。https://t.co/Idil1Adbx9
— 藤井みさ🙃Misa Fujii (@misaxxfujii) January 9, 2020
ちなみにこのボトルは、片方だけ渡してもいいですし、両方を渡してもOKです。
お水だと、飲む以外に頭や首を冷やすことができるので、個人的には赤のボトルを受け取る選手の方が多いのかなと思ったのですが、片方だけ受け取る選手と、両方受け取る選手と、割と半々くらいだと感じました。
ただ、気候によってもこの傾向は変わってきそうですね。
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箱根駅伝の給水ポイントはどこ?
もちろん、箱根駅伝では給水ポイントが定められており、1区と6区は給水なしで、5区は7.1km地点と15.8km地点、9区は10km地点と14.4km地点、残りの区間は10km地点と15km地点となっています。
詳しい場所については、関東学生陸上競技連盟ウェブサイトの「第95回東京箱根間往復大学駅伝競走 給水要領」を参考に下記に抜粋させて頂きました。
- 1区:なし(集団走により接触の危険が伴うため、また早朝で気温が低いため)
- 2区:浜松町交差点と市児童公園入口交差点(10km)と市児童公園入口交差点(15km)
- 3区:辻堂石材店前(10km)とサザンビーチ交差点(15km)
- 4区:町屋バス停前(10km)と連歌橋交差点(15km)
- 5区:大平台駅前(7.1km)と連歌橋交差点(15.8km)
- 6区:なし(下りで転倒の危険が伴うため、また早朝で気温が低いため)
- 7区:前川バス停前(10km)と槇ノ木交差点(15km)
- 8区:常盤町交差点(10km)と南仲通交差点(15km)
- 9区:東伸橋交差点(10km)と横浜駅東口WC前(14.4km)
- 10区:南大井歩道橋(10km)と泉岳寺交差点(15km)
給水は上記場所で50mのみ並走が許されています。
箱根を走る選手のスピードともなれば、50mなんてあっという間に終わりますから、給水ボトルを渡しつつ、選手を励ましたり、監督からの指示を伝えたりするのは、思った以上に大変そうです。
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箱根駅伝の給水係は誰が担当するの?
給水を担当できるのは、同じチームの部員もしくはチームが許可した大学関係者となっています。
本来なら一緒に箱根路を走る予定だったのに、怪我や不調でメンバーから外れてしまったチームメイトや、最後の箱根となる四年生が担当される方が多いです。
過去には、OBやご家族の方が担当されたというケースもありました!
なので、給水時には、なかなかドラマチックなエピソードが聞けることがあるので、ぜひテレビに耳を傾けて解説の声を聞いてみて下さいね。
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箱根駅伝の給水ルールまとめ
数ある箱根駅伝のルールの中で、今回は給水にスポットを当ててご紹介しました。
まとめるとこんな感じです。
- 赤いラベルは水、青いラベルはスポーツドリンクが入っている
- ドリンクは予め主催者が用意したものに限る
- 給水地点は区間ごとに決められており、監督から適宜渡すことはできない
- 給水員はチームメイトかチームが許可した大学関係者
- 給水員が並走できるのは50mのみ
給水シーンは一瞬で終わってしまいますが、険しい表情の選手が仲間に励まされて一瞬だけ笑顔を見せる心温まるシーンでもあります。
ぜひ、給水員のエピソードも合わせて、レースを楽しんで頂ければと思います。