熊本城マラソンは2012年に第1回大会を開催し、コロナ禍による中止を挟んでこれまでに10回大会が開催されています。
11回目となる2024年もフルマラソン、30km、ファンラン(3.5km)の3種目で開催されます。
フルマラソンの部は、制限時間7時間、13,000人が参加する大規模市民マラソンですが、30kmの部は、いわゆるエリートレースで、制限時間は28.3kmをおよそ1時間58分で通過しなければならず、参加定員も150名とかなり限られています。
このように30kmとフルマラソンが同日開催される珍しい熊本城マラソンについて、今回はご紹介したいと思います。
熊本城マラソンに有名人ゲストは来るの?
熊本城マラソンも他の大規模市民マラソンの例に漏れず、ゲストランナーとして様々なゲストがいらっしゃいます。
- 三津家貴也さん
- きゃっするひとみーさん
- 佐藤弘道さん
- KEYTALKの皆さん
- 火の国サラマンダーズの皆さん
熊本城マラソン2024オープニングセレモニーへ出席。
いよいよ明後日にむけて準備開始です。
ゲストランナーの #三津家貴也さん #きゃっするひとみーさん と記念写真^_^
皆さん楽しく走ってください。応援してます!#島津てつや #熊本市西区#熊本市議会議員#国民民主党#熊本城マラソン2024 pic.twitter.com/HtNA8Yi0NQ— 島津哲也(国民民主党熊本県連幹事長) (@shimazutetsuya6) February 16, 2024
三津家さんは、陸上界では言わずと知れたTikTokをはじめとしたSNSで多数のフォロワーを誇るソーシャルメディアインフルエンサーです。
ご自身は筑波大学で800mを中心に中距離種目で活躍された実績をお持ちですが、今回はなんとフルマラソンの部にゲストランナーとして参加されるとのことです。
きゃっするひとみーさんは、日本城郭検定3級を保持する傍ら、マラソン、ランニングにも取り組む、まさに熊本城マラソンにぴったりのゲストですね。
ランニングイベントのMCなども務められていることで、マラソン愛の深さを存分に発揮してくれそうです。
佐藤弘道さんは、NHK「おかあさんといっしょ」の10代目・体操のお兄さんを長らく務めていらっしゃいました。
「ひろみちおにいさん」という愛称で親しまれていて、テレビで見たことがあるという方も多いのではないでしょうか。
KEYTALKは4人組のバンドで、日本武道館、横浜アリーナ、幕張メッセなどの会場でライブを実施した実績があります。
熊本城マラソンとの繋がりも深く、大会公式テーマソング「Oh!En!Ka!」をリリースしており、今回も同大会のテーマソングとして起用されています。
また、ボーカルを務める寺中友将さんは熊本・九州学院高校の出身でもあります。
火の国サラマンダーズは熊本に拠点を置く野球の独立リーグ(九州アジアプロ野球機構所属)のチームです。
創設3年目と若いチームながら、昨年は独立リーグ日本一連覇を果たす等の活躍を見せる、地域密着型の野球チームです。
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熊本城マラソンのエイドはどんなものがあるの?
熊本城マラソンのエイドはこちらよりご覧いただけます。
それによると、バナナやドーナツといった定番のメニューから、ゼリーやいちご、各種ドリンクもあり、毎年ランナーの皆さんからも好評のようです。
スタート・フィニッシュ地点を除いても14か所もエイドステーションがあるのは有難いですね。
また、このエイドステーション以外にも、26.7km地点に「ペトレ家のおもてなし」という給食ブースを設け、熊本農業高等学校の学生さんが製造した「酸乳飲料ラッキス」と「焼き菓子」の提供もあります。
どちらも数に限りがあるので、狙っている人はお早めに!
一息ついてエキスポの戦利品確認。参加賞いろいろと、限定くまモンゼッケン留め買っちゃった。今回は地元の学生さんたちが作ったペトレ家のおもてなしエイドを目標に頑張ります。 pic.twitter.com/i9oep4VUcE
— だーやま (@dayama1080) February 17, 2024
また、フィニッシュエリアでは「おもてなしお味噌汁」の提供もあり、疲れた体に染み渡ること間違いなし。
こちらも限定8000食なので、欲しい人はフィニッシュ後早めに立ち寄りましょう。
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熊本城マラソンに賞金はあるの?
熊本城マラソンはジャパンマラソンチャンピオンシップ(JMC)に指定・加盟はされておらず、オリンピック、世界陸上といった代表選考レースも兼ねてもいないため、賞金はありません。
エリートレースというよりは、市民ランナーのためのマラソン大会という面が大きいですしね。
もちろん、大規模市民マラソンでも賞金が出れば、市民ランナーの皆さんにとっても夢のある話、レースになるとは思います。
現実的には、何百万円といった額ではなくても、例えば数万円といったような額でも良いと思います。
市民ランナーの皆さんがレース後に打ち上げをする際に活躍しそうな額であれば、燃える選手もいらっしゃるかな、とふと思いました。
ちなみにJMCは、定められた期間で指定・加盟大会の3レースに出場、完走し順位とタイムを出すことで、それを得点換算し、チャンピオンを決めるというものです。
そしてそのチャンピオンには賞金660万円が贈られることになります。
詳しくは以下の記事でも説明していますので、ぜひ読んでみてください。
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熊本城マラソンゲストとエイドまとめ
各地の市民マラソン大会の各案内、公式サイトを見ていると、どこもご当地のおもてなしを発揮して、ランナーの皆さんに楽しんでもらおうという気持ちが見られて楽しいですね!
熊本は2016年に受けた地震の影響もあり、熊本城は復旧作業が今も続けられています。
2017年大会では復興祈念大会として開催され、被災した天守閣の瓦が参加したランナーの皆さんに記念品として贈呈されたこともありました。
今回熊本城マラソンに参加される皆さんにも、こうした背景や歴史的建造物の価値などに触れて走ると、より熊本城への愛着や思いが深まるのではないかと思います。
大会が繁栄して続くことが、復興にも繋がることになります。
地方のマラソン大会は、参加人数やボランティアの不足、コロナ禍を経た昨今の物価上昇に伴い経費をどう捻出するか、といった問題から、中には中止・廃止に追い込まれている大会もあります。
今回の熊本城マラソンは定員13,000人を超える申し込みがあり、参加出来るランナーは抽選となる等、盛況であるように見えます。
今後も長きにわたって大会が継続されることを願って止みません。