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世羅高校はなぜ強い?駅伝の監督や陸上部の進路も調べてみたよ

世羅高校
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高校駅伝男子の部を観戦していると、毎年必ず目にするのが広島県代表の世羅高校。

ここ数年は優勝から遠ざかっていますが、かつては常勝チームとしても有名で、優勝回数は1950年の第1回大会から計11回にも上る最多記録を誇り、2015年の第66回大会では、2時間01分18秒の大会記録を樹立しています。

今もその記録を保持しているので、これを破れるのは世羅高校のみかもしれませんね。

そんな世羅高校は、さぞかし設備や人にたくさん投資ができる私立校なのだろうと思いきや、実は世羅町という小さな町にある公立校なのです。

なぜ、こんなにも世羅高校は強いのか?今日はその理由について迫ってみたいと思います。

 

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目次

世羅高校はなぜ強いの?

広島県のほぼ真ん中に位置する世羅町は、「駅伝のまち」として、町全体を上げて取り組んでいます

ランニング練習ができるよう、世羅高校の近くにはクロスカントリーとランニングのコースが整備されており(こちら)、いつでも練習ができる環境が整っています。

クロカンのような平坦でないコースを走ると筋力アップに繋がると言われていますから、世羅高校の強さの秘密はここにありですね!

下記動画では、実際にそのコースを走ってくれてますので、一度見てみてください。キツさがわかります。

 

スタート地点には、走りの神様である韋駄天様の石像が祀られているお寺もあるんですよ。

こちらのお寺では、年に1回(11月初旬)に世界で活躍したマラソン選手(瀬古利彦選手、大迫傑選手、高橋尚子選手などなど)が実際に履いていたシューズを展示されています。

これはファンの方にはたまらないですねー!

陸上選手が必勝祈願にお参りに来られることも多いみたいなので、運が良ければ有名選手に出会えたりするかもですね^^

 

さらに世羅高校は、ケニアの高校と姉妹校提携を結び、留学生選手の受け入れも積極的に行っています。

学生陸上に留学生選手が参加することについては、長年賛否を呼んでいますが、選手が最終的に見据える先は世界かと思いますので、将来的に戦うことになるであろう海外選手と若い頃から一緒に切磋琢磨することにより、日本人選手のレベルの底上げにも繋がっているようです。

 

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世羅高校の駅伝監督はどんな人?

さて、そんな常勝チームを率いている監督ですが、2022年度から新体制になりました。

男子は古原拓弥監督で、女子は三原慶子監督です

 

古原監督は、世羅町出身で、世羅高校卒業後は駿河台大学に進学されています。

駿河台大といえば、箱根駅伝の2022年大会で初出場を決めて話題になったあの大学ですね。

古原監督は2015年に主将を務められていたので、現在のご年齢は30歳前後でしょうか。

大学卒業後すぐに教師になられたわけではなく、仕事をしながら何度も採用試験にチャレンジされてきたのだとか。

 

そして、2022年度より晴れて母校の陸上部監督に就任されました。

主将の時のインタビューで「強く言うのが苦手」と仰ってましたが、監督になると時には叱ったり、強く指導しなくてはならないこともあると思いますし、部員だけでなく、古原監督自身も成長するチャンスですね!

就任後初となる高校駅伝の地区予選も無事突破され、順調にキャリアを積まれていってるので、今後が楽しみな監督です^^

 

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世羅高校陸上部の進路は?

2021年までは、年末に刊行される箱根駅伝完全ガイドの巻末付録に、陸上強豪校の選手の進路が掲載されているのですが、現在は掲載されなくなってしまったんですよね。

それでも、以前も世羅高校だけ載ってなかったんです・・・公立だからかな?

陸上部に限らず、卒業生全体の進路であれば、こちらよりご覧いただけます。

やっぱり私立大学欄の上部に箱根常連校が名を連ねてますねー。

 

世羅高校出身の有名人といえば、青学の原晋監督でしょう!

他にも実業団選手である服部孝宏選手、鎧坂哲哉選手もそうですね。

余談ですが、アンガールズの田中さんもなんと世羅高校出身でした。

 

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世羅高校はなぜ強い?まとめ

世羅高校の強さの秘密は、町おこしにありました!

町全体を上げて、練習コースを整備したり、留学生選手を受け入れたりと、強いバックボーンがあることがチームの力の底上げに繋がっているんですね。

 

しかし、世羅高校に限らず、全国の有力選手は卒業後、地元を離れて強豪校が集まる関東の大学に進む傾向にあります。

原監督も仰ってましたが、箱根駅伝を全国化することにより(関東学連以外のチームも参加できるようにする)、地元で育った選手が大学→実業団と、そのまま地元に残ることで、その地元が活性化し、好循環が生まれるのではないか、という考えはすごくいいなと思っています。

実現するには何十年とかかるかもしれませんし、非現実的とも言えるかもしれません。

それでも、同じく強豪校を持つ地元に育った筆者としては、叶って欲しいと思っています。

 

まぁ、それはさておき、新監督率いる世羅高校男子陸上部がまた優勝テープを切る日を願って、今後も応援していきたいと思います!

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