男子高校駅伝でよく見かける長野県の佐久長聖。
高校駅伝では20年以上連続出場を決めており、優勝2回、準優秀賞4回と、強豪チームの1つとして人気を誇っています。
また、駅伝だけでなく、野球やスケートにおいても優秀な成績を収めており、さらには東大・京大など難関大学を目指す進学校でもあり、正に文武両道な学校です。
学内設備も充実していて、屋内型プールがあったり、床暖暖があったり、バリアフリー化が進んでいたりと、さすが私立校!といったところ。
今回はその中でも、筆者が大好きな駅伝部に注目をして、ご紹介していきたいと思います。
佐久長聖高校の吉岡選手の進路は?
全国高校駅伝や都道府県対抗男子駅伝での活躍が記憶に新しい、佐久長聖高校の駅伝部のエースであり、男子5000mの高校記録を持つ吉岡大翔選手ですが、順天堂大学へ進学されます。
順天堂大学と言えば、箱根駅伝からオリンピックまで幅広く活躍する三浦龍司選手がいる大学ですね!
スーパーエースを2人も要することになる順天堂大学。正に鬼に金棒。
2023年度は順天堂大が大躍進してくれることに期待です!
3区日本人歴代1位
吉岡大翔(佐久長聖)22分51秒!#全国高校駅伝 pic.twitter.com/3qOnz1XPIC— EKIDEN NEWS (@EKIDEN_News) December 25, 2022
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佐久長聖高等学校に寮はあるの?
上記、吉岡選手だけでなく、大迫傑選手や鈴木芽吹選手など、多くの箱根ランナーを送りだしている佐久長聖高校ですが、気になるのはその寮生活ですよね。
佐久長聖高には3つの寮があり、約40%の学生が寮生活をしています。
それぞれの寮は「館」と呼ばれ、「聖徳館本館(男子寮)・南館(駅伝部寮)」「聖修館(男子寮)」、「聖心館(女子寮)」に別れていて、どの寮も2人1部屋の相部屋となっています。
こちらで、寮の紹介動画も見ることができますよ^^
駅伝部の起床時間は6:30で、6:40には朝練のために準備が始まります。
さぞかし立派なトラックをお持ちなのだろうと思いきや、なんと監督が空き地を整備して作ったという高低差10mのクロカンコースが選手たちの主な練習場(佐久総合運動公園陸上競技場も練習拠点)。
朝練でまず8km走りこみ、放課後の練習も入れると20kmほど走る日もあるそうです。
平坦な道の20kmとクロカンの20kmでは、全然きつさが違いますし、同じく陸上強豪校の世羅高もクロカンコースで日々鍛えていますから、かなり効果的な練習法なのでしょうね。
また、土の上を走ることで、足腰にも負担がかかりにくいといったメリットもあります。
朝練の後は、普通に学校に通い、放課後の練習を経て、19:30に夕食→21:30消灯というスケジュールです。
つまり、駅伝部の自由時間は1時間ほどしかありません。
しかも、携帯・ゲーム・漫画・雑誌(陸上雑誌は除く)・テレビは禁止ですので、正に部活のみに集中できる環境が整っていると言えます。
自由時間は何をしているかというと、みなさんご自身のメンテに充てられています。
マッサージをしたり、ストレッチをしたり、酸素カプセル(!)に入ったり…
修行僧のようなストイックな生活ですね…みんなすごい。
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佐久長聖高等学校の進学実績は?
佐久長聖高の進学実績はこちらより見ることができます。
卒業生全体の実績なので、駅伝部の選手がどこへ進んだのかまでは厳密にはわかりませんが、関東の名だたる陸上強豪校(早稲田・明治・青学・中央・法政・東洋・駒澤・専修・順天堂)の名前が連なっていますね!
実際にどの選手がどの大学に進学したのかは、年末に発売される「箱根駅伝完全ガイド」の巻末に2021年までは掲載されていたのですが、現在は掲載されなくなってしまいました。
ちなみに、佐久長聖高の駅伝部出身の有名選手には、大迫傑選手(早稲田大→日清食品→NIKE)、佐藤悠基選手(東海大→日清食品→SGホールディングス)、村澤明伸選手(東海大→日清食品→SGホールディングス)、最近だと鈴木芽吹選手(駒澤大)がいますね。
今後も都大路を走る選手からもオリンピアンが生まれるかもしれないと思うと、毎年チェックが欠かせませんね!
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佐久長聖高等学校駅伝部まとめ
佐久長聖高の駅伝部には、襷だけでなく、伝統的に引き継がれているものがあって、それが都大路を走るときにつける鉢巻だそうです。
大迫選手が走った初優勝の時から、代々自分の名前とタイムを鉢巻に書いて、後輩がそれを受け継いで走っているんだとか。
世界で活躍する大迫選手のエネルギーが詰まった鉢巻をつけたら、俄然モチベーションもパワーも湧いてきそうです!
これからスター選手が出てくるかもしれない、佐久長聖高駅伝部の活躍から目が離せませんね!