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伊那駅伝の出場条件や区間エントリーについて!優勝予想も

伊那駅伝
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陸上競技はいよいよ春のシーズンインを控えて冬季練習から春の移行期へと進み、各大会への準備に余念がない時期となってきました。

そんな中、毎年3月中旬に長野県伊那市で「春の高校伊那駅伝」が毎年行われていることをご存じでしょうか。

駅伝ファンならお馴染みかもしれませんが、毎年3月の下旬に長野県伊那市で開催される高校生の駅伝大会で、長野県下の高校だけではなく、全国から強豪校が集まるレースとして例年注目を集めています。

春の訪れを告げる大会としても親しまれているこの大会は、トラックのシーズンインを前に実力を測る格好の舞台とも言えるでしょう。

今回はその伊那駅伝について、ご案内してみたいと思います。

 

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目次

伊那駅伝の出場条件は?

伊那駅伝に出るには、

  • 高校1・2年生であること
  • 留学生は2名までエントリー可能で、出走は1名(男子は5区、女子は1区以外)

ということが条件・参加資格となります。

元々は長野県高校新人駅伝競走大会として1978年に始まった大会で、1987年からは門戸を全国に開放し、1992年にはテレビ中継も始まり、現在の形へと変遷を遂げてきました。

規模が大きくなるにつれて、大会の運営形式も変わり、同じく1992年からは主催が実行委員会形式に変わり、主管も上伊那陸上競技協会から長野陸上競技協会へと移りました。

 

2014年には男女合わせて200校以上のエントリーがあり、今大会も192校と大変多くの高校が集まっています。

都大路を見据えての出場というよりは、高校駅伝の新人大会のような位置付けになるでしょうか。

何にせよこれだけの数が集まる駅伝はなかなかありません。

全国の選手との腕試しをするいい機会になるでしょう。

 

なお、レースとは直接関係ありませんが、開会式に先立って3月23日(土)14時からは田中希実選手、高見澤(旧姓嶋原)清子さんによるトークショーも行われるそうです。

田中選手も伊那駅伝を走った経験があるとのことで、当日はオンラインでの参加になるそうですが、どんな話が聞けるか、選手の皆さんにとっては楽しみで

 

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伊那駅伝の区間エントリーはいつわかる?

区間エントリー(オーダー表の提出)はレース前日の3月23日(土)に行われます

直前まで発表されないのは、ベストメンバーを組んで本気で優勝を狙うのか、選手の適性や状態を見たいのか、それぞれチーム事情もあるでしょう。

そう考えると、登録メンバーの起用方法に違いがあるかもしれませんね。

 

なお、伊那駅伝の男女別各区間距離は下記の通りとなります。

全国高校駅伝と総距離は同じですが、区間数と距離に違いがあります。

女子の部(21.0975km)

  • 1区 5.9km
  • 2区 2.6km
  • 3区 4.3km
  • 4区 4.7km
  • 5区 3.5975km

男子の部(42.195km)

  • 1区 7.98km
  • 2区 7.52km
  • 3区 7.2km
  • 4区 9.1km
  • 5区 5.1km
  • 6区 5.295km

 

また、伊那駅伝では1997年の大会より、男女ともに最も活躍した選手1名に、伊藤国光杯が贈られます。

伊藤国光さんは上伊那農業高校から鐘紡に進み、トラックやマラソンで活躍された往年の名選手です。

現役時代には、マラソンで日本歴代3位の記録(2時間07分57秒)を持ちながら、レースでは1度も優勝を飾ることが出来なかった悲運のランナーとしても知られています。

引退後は鐘紡の監督を務められ、後に早田俊幸選手や高岡寿成選手をはじめ、数多くの選手を育成し、ニューイヤー駅伝でも1996年に鐘紡に18年ぶりの優勝をもたらしています。

 

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伊那駅伝はライブ配信はあるの?

ライブ配信は残念ながらありませんが、テレビで生中継があります。ただし、男子の部のみです

レースは10時に女子の部がスタート、12時10分に男子の部がスタートとなり、テレビ中継は12時から開始となっています。

中継は、フジテレビ系列の長野放送(14時54分まで)と、BSフジ(14時30分まで)で行われます。


解説には東海大学陸上競技部駅伝監督で、それ以前は佐久長聖高校の監督を務めていらっしゃった両角速さん。

番組応援サポーターには長野市出身で、駅伝に詳しすぎるアイドルとしても知られる西村菜那子さんを迎えての放送体制となっており、コアな駅伝ファンも楽しめそうです。

 

全国大会とは少し違う駅伝ではありますが、それでもテレビ中継が行われるのは、大会運営に携わる皆様の熱意と努力の賜物ですね。

いずれは女子の部も中継していただけることを期待したいと思います。

 

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伊那駅伝2024の優勝予想

昨年の全国高校駅伝で上位に入った高校と、そのメンバー構成に1、2年生が多い高校という点で見てみますと、

  • 女子:神村学園、仙台育英、立命館宇治、大阪薫英女学院
  • 男子:佐久長聖、須磨学園、大牟田、洛南、仙台育英

これらの高校に優勝のチャンスがありそうです。

 

各校がはたしてこの駅伝にどんな狙いを持って参加してくるのかによって、順位も変わってくるでしょう。

コースはアップダウンもあるので、距離の長短や登り坂や下り坂といった適性を見る、またはこれまでとは違ったメンバーを試してみたい、といったように、チームとしての狙いは様々かもしれません。

優勝を狙って来るかどうか、チームによっても分かれるかもしれませんね。

 

女子の部展望

昨年の全国高校駅伝で優勝した神村学園、2位の仙台育英は、共に1~2年生がメンバーの大半を占める若いチームでした。

両校とも5区の選手以外は1・2年生で、今回の伊那駅伝ではどんなメンバーで来ても上位に来ると見ています。

立命館宇治、大阪薫英女学院も昨年の都大路のメンバー構成は若く、上記2校とも引けを取らないだけの選手は揃っていると見ています。

 

男子の部展望

まずは、昨年の全国高校駅伝を大会新記録で制した佐久長聖。

強力な3年生が卒業しますが、層の厚さは健在だと見ています。

昨年の同大会で上位に来た須磨学園、大牟田、洛南、仙台育英は比較的1、2年生が多くメンバーに入っており、3年生になってからの活躍も期待されます。

また、兵庫県大会では須磨学園の後塵を拝した西脇工業、報徳学園といった兵庫勢も力のあるチーム。優勝争いに割って入るか、注目しています。

 

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伊那駅伝まとめ

1978年に長野県の高校強化の一環として始まった伊那駅伝。

様々な関係各所の方々のご理解と支えがあって、今日まで大会が続いています。

今や全国トップクラスの高校が多数参加するまでになり、本当に貴重な大会と言えます。

コロナ禍の影響もあり、2022年の大会は出場校が男子83校、女子37校にとどまっていましたが、2023年からは参加校もコロナ禍前の2019年大会より増加しており、選手や指導者の方々も待ちに待っていたことでしょう。

あとは選手の皆さんが、体調不良や故障なく当日を迎えられることを祈っています。

高校生らしく、若いエネルギーに満ちた走りを期待しています!

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