伊那駅伝の出場条件や区間エントリーについて!優勝予想も

伊那駅伝 スポーツ

春の訪れを感じる3月中旬、毎年長野県伊那市で行われる「春の高校伊那駅伝」という高校生の駅伝大会が行われることをご存じでしょうか。

長野県外の強豪校も招待されるこの駅伝は、4月からの新シーズンを控えての一つの目標、そしてチームの指針ともなる駅伝になります。

テレビ中継は長野放送と、BSフジのみですが、駅伝ファンの中では注目度の高い大会です。

昨年の全国高校駅伝や、今年の都道府県対抗駅伝をご覧になって、高校駅伝に興味を持った方も多いと思いますので、今回はこの伊那駅伝をご紹介していきたいと思います。

 

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伊那駅伝の出場条件は?

伊那駅伝は、各都道府県の高等学校体育連盟に登録している選手で、1~2年生のみ、参加資格があります

特にタイムによる参加制限などはありませんが、3年生は参加不可なので、実質全国駅伝の新人戦バージョンみたいな感じですね。

 

なお留学生については、男女とも2名まで登録可能で、その内1名のみ当日のレース出走可能となります。

男子は5区限定、女子は1区以外の区間での起用が認められています。

 

今大会も参加校が発表されており、長野県外からも多数の高校がエントリーしています。

その数はなんと男子130チーム、女子69チームに上ります(長野県内の合同チーム含みます)。

その内男子12校、女子7校が招待校として参加します。

全国高校駅伝は、各都道府県の代表1校しか出場できませんが、伊那駅伝は全国の強豪が一堂に会することが出来るので、腕試しには格好の場と言えるでしょう。

 

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伊那駅伝の区間エントリーはいつわかる?

区間エントリー(オーダー表の提出)はレース前日の3月18日(土)に行われます

登録メンバーもこの記事を書いている3月11日時点では公開されていません。

ベストメンバーを組んで本気で優勝を狙うのか、選手の適性や状態を見たいのか、それぞれチーム事情もあるでしょう。

そう考えると、登録メンバーの起用方法に違いがあるかもしれませんね。

 

なお、伊那駅伝の男女別各区間距離は下記の通りとなります。

全国高校駅伝と総距離は同じですが、区間数と距離に違いがあります。

女子の部(21.0975km)

  • 1区 5.9km
  • 2区 2.6km
  • 3区 4.3km
  • 4区 4.7km
  • 5区 3.5975km

男子の部(42.195km)

  • 1区 7.98km
  • 2区 7.52km
  • 3区 7.2km
  • 4区 9.1km
  • 5区 5.1km
  • 6区 5.295km

 

また、伊那駅伝では1997年の大会より、男女ともに最も活躍した選手1名に、伊藤国光杯が贈られます。

伊藤国光さんは上伊那農業高校から鐘紡に進み、トラックやマラソンで活躍された往年の名選手です。

現役時代には、マラソンで日本歴代3位の記録(2時間07分57秒)を持ちながら、レースでは1度も優勝を飾ることが出来なかった悲運のランナーとしても知られています。

引退後は鐘紡の監督を務められ、後に早田俊幸選手や高岡寿成選手をはじめ、数多くの選手を育成し、ニューイヤー駅伝でも1996年に鐘紡に18年ぶりの優勝をもたらしています。

 

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伊那駅伝2023の優勝予想

伊那駅伝は、優勝を狙ってくるのか、選手の力量・適正を見るのか、などチームによって事情が異なるため、優勝予想は難しいのですが、敢えて優勝候補を挙げるとすると・・・

  • 女子:仙台育英
  • 男子:佐久長聖

かなと思います。

 

理由としては、昨年の全国高校駅伝のメンバーで1・2年生の多くが主力となっていたことが挙げられます。

女子の仙台育英は、昨年の全国高校駅伝のメンバーのうち、3年生は1区を走った杉森心音選手(進路は日本郵政グループ)のみで、2区以降はすべて1・2年生です。

それでも、同駅伝で準優勝してしまうほどの強さがあります。

男子の佐久長聖には、2年生にして5000m13分台の2人(永原颯磨選手、山口竣平選手)をはじめ、同じく5000mを14分30秒以内で走る選手が多く揃い、はたしてどんな区間配置で来るか、注目です。

 

なお、優勝予想とは異なりますが、個人的には男女それぞれの最長区間となる女子1区、男子4区の区間賞を誰が取るのかに注目しています。

新年度になってからのトラックでのインターハイ路線の活躍を見込める選手が出てくることを期待しています。

 

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伊那駅伝まとめ

1978年に長野県の高校強化の一環として始まった伊那駅伝(当時は長野県高校新人駅伝)。

様々な関係各所の方々のご理解と支えがあって、今日まで大会が続いています。

今や全国トップクラスの高校が多数参加するまでになり、本当に貴重な大会と言えます。

コロナ禍の影響もあり、2022年の大会は出場校が男子83校、女子37校にとどまっていましたが、2023年は参加校もコロナ禍前の2019年大会より増加しており、選手や指導者の方々も待ちに待っていたことでしょう。

あとは選手の皆さんが、体調不良や故障なく当日を迎えられることを祈っています。

高校生らしく、若いエネルギーに満ちた走りを期待しています!

 

・参考URL~春の高校伊那駅伝公式サイト:大会の歴史

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