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都道府県対抗男子駅伝2024の優勝候補と注目選手はこれだ!

都道府県対抗男子駅伝予想
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先日の京都で開催された都道府県対抗女子駅伝は、アンカー勝負までもつれる展開となりずっと目が離せない展開で熱狂しましたね!

それから息つく間もなく、翌週には都道府県対抗男子駅伝が、広島を舞台に行われます。

こちらも女子同様、都道府県対抗のレースのため、皆さんがお住まいの都道府県、あるいは出身の都道府県を代表する選手たちがタスキを繋ぎます。

選手は中高生から一般(大学生、社会人)まで幅広い年代で構成されます。

今回はこの都道府県対抗男子駅伝について、予想や注目選手情報などを紹介して参ります。

 

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目次

都道府県対抗男子駅伝2024の優勝候補は?

正式オーダーがレース前日にならないと発表されないため、エントリー段階での選手の持ちタイムや、最近のレースでの結果などから見る限り、千葉、長野、大阪を軸に優勝争いが展開されると見ています。

今回はこの3チームの戦力分析をしてみたいと思います。

 

千葉

中学生から高校生、一般まで、層の厚さが見て取れる千葉県。

その中でも駅伝では外さない、今シーズンも好調の篠原倖太郎選手(駒澤大学)の走りには注目です。

大学駅伝では主に前半区間を任されることが多かったのですが、はたして今回の全国男子駅伝ではどこに配置されるか、という点も一つの見所です。

短い距離も長い距離も走れる選手なので、他チームにとっては脅威となるでしょう。

また、高校生区間は八千代松陰の選手で構成され、5000m13分台の記録を持つ選手も2人います。

中学生区間もエントリーされている3名の選手が、いずれも3000m8分30秒台の記録を持っており、どの区間も穴がありません。

 

強いて言えば、一般区間を走る二人目の選手が、伊豫田達弥選手(富士通)、富田峻平選手(ロジスティード)のどちらになるかが、チームの浮沈のカギとなるかと思います。

長野

優勝候補の筆頭に挙げてもおかしくない、それほどの戦力が整っているのが長野県です。

高校生から一般は「チーム佐久長聖」とも言える同校現役、OB主体のチームです。

 

一般区間は先日の箱根駅伝2区でも快走を見せた鈴木芽吹選手(駒澤大学)、5000mの高校記録保持者の吉岡大翔選手(順天堂大学)、今回の箱根を走ることは出来なかったですが、チームの主力である伊藤大志選手(早稲田大学)の3名。

おそらく13kmの7区アンカー区間を鈴木選手が担うことになり、8.5kmの3区を吉岡選手、伊藤選手のいずれかが走ることになるでしょう。

 

高校生は、全国高校駅伝を大会新記録で制した佐久長聖のメンバーが順当にエントリーされており、全員5000m13分台、それも30秒台2人、40秒台1人、50秒台1人と、高校生としてはずば抜けたタイムを持っています。

全国高校駅伝では単独走でもきっちりと走る力を示しており、どんなレース展開でも対応できそうです。


中学生区間の選手は3000m8分40秒台が2人、1人が50秒台と、ここは他チームと比べて突出しているわけではありませんが、うまく繋ぐことが出来れば優勝する可能性は高いと見ています。

 

大阪

大阪は何といっても一般区間が強力です。

葛西潤選手(旭化成)は昨年11月の八王子ロングディスタンス、小林歩選手(NTT西日本)は同12月の日本選手権10000mで、ともに自己ベストを大幅に更新するタイムをマーク。

年明けのニューイヤー駅伝でも葛西選手が5区区間2位、小林選手が3区区間賞と、実績と勢いがあり、今最も乗っている選手2人と言ってもいいでしょう。


高校生区間では5000m13分台が1名と、千葉や長野と比べると若干層の厚さに懸念が残るものの、「偉大な先輩へ繋ぐことが出来ればなんとかしてくれる」という心理的な余裕を上手く活かせば、タイム以上の力を発揮できるのも駅伝の魅力です。相乗効果に期待したいですね。

 

中学生区間も、全員3000m8分40秒台で揃っていますので、高校生同様、うまく繋ぐことが出来てアンカーへタスキが渡れば、十分に勝機はあるはずです。

 

その他ダークホース

上記3チームに割って入る可能性を秘めているのが、福島、茨城、兵庫、岡山、広島、福岡、宮崎、鹿児島といったチームです。

いずれも中学生、高校生に力のある選手が多く、一般区間の選手の出来がチームの浮沈のカギとなります。

兵庫には今シーズン高校生ナンバーワンの呼び声が高い折田壮太選手(須磨学園高校)、岡山には「駅伝男」の異名を取る黒田朝日選手(青山学院大学)もおり、それぞれ主要区間を任されることになるでしょう。

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都道府県対抗男子駅伝2024の注目選手は?

注目選手は沢山いますが、今回は上記の優勝候補予想でも触れた黒田朝日選手(青山学院大学)と篠原倖太郎選手(駒澤大学)を挙げてみたいと思います。

 

まずは黒田選手は、所属する青山学院大学の原晋監督をして「駅伝男」と言わしめる実力の持ち主です。

先日の箱根駅伝の華の2区区間賞を獲得したことでも知られていますね。

高校、大学でもトラックシーズンは3000mSCに出場することが多い黒田選手。

10000mの持ちタイムだけで見ると28分15秒82と、他チームのエースクラスの選手に比べて劣るものの、持ちタイム以上の実力は間違いなく持っています。

 

今回、3区(8.5km)か7区(13km)のどちらでの起用になるか。

3区であればここで岡山チームとしては先頭に出て逃げたいところ。

7区であればトップと見える位置でタスキをもらいたいところですね。

続いて篠原選手は、昨年からの駅伝シーズンでは出雲で1区区間賞、全日本大学駅伝で3区2位、箱根駅伝1区区間賞と、まず外さない選手です。

トラックでも昨年11月の八王子ロングディスタンスで10000m自己ベストとなる27分38秒66というハイレベルなタイムをマークしています。

篠原選手は、ハーフマラソンでも学生記録を持っており、どの距離に対しても適性は抜群です。

箱根駅伝では総合2位と悔しい思いをしているだけに、特に青山学院の黒田選手と同じ区間で走ることになれば、並々ならぬ闘志を持って挑むことになるでしょう。


私個人的にも、黒田選手、篠原選手がトップ争いをできる位置でタスキをもらうことが出来れば、かなり熾烈な鍔迫り合いを見ることが出来るのではないかと期待しています。

 

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都道府県対抗男子駅伝2024の区間エントリーはいつ?

区間エントリーは、レース前日の1月20日(土)の14時~14時30分の間に各チームから提出、発表されます。

駅伝ファンとしては、チームエントリー発表後から区間エントリーまでの間が、結構やきもきするところですね。

はたして各チームがどういう戦略、オーダーで来るのか、予想する楽しみももちろんあるんですけどね。

 

駅伝は単にトラックの持ちタイムで計れない所が面白いところでもあります。

エントリーデータを見て、確かにこのチームは強そうだな、と思うチームもありますが、うまくレースの流れに乗れると、各選手ともきっちりと「はまる」走りが出来ることが多いですし、中高生に関しては伸びしろのある分、持ちタイム以上の走りをすることも珍しくありません。

そういったことを踏まえて、今季好調な選手なども把握すると、区間エントリーをより楽しく待つ、見ることが出来ると思います。

 

ちなみに、全国男子駅伝は総区間距離が48.0kmとなっており、高校生と一般選手が混走可能な全国女子駅伝と違い、区間ごとに配置できるメンバーの区分けが定められています。

  • 第1区:7.0km(高校生)
  • 第2区:3.0km(中学生)
  • 第3区:8.5km(一般:大学、社会人)
  • 第4区:5.0km(高校生)
  • 第5区:8.5km(高校生)
  • 第6区:3.0km(中学生)
  • 第7区:13.0km(一般:大学、社会人)

また、区間数が女子は9区間なのに対して、男子は7区間と、珍しく女子よりも男子の方が区間数が少ないのも特徴です。

優勝タイムを見ると、女子駅伝、男子駅伝共に2時間15分くらいなので、区間数と区間距離については、NHKの放送時間の都合もひょっとしたらあるかもしれませんね。

 

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都道府県対抗男子駅伝2024まとめ

都道府県対抗駅伝は、「普及」「育成」をテーマなとした駅伝だと思っていますので、地元の先輩後輩、憧れの選手が一堂に会してタスキを繋ぐ、それをまずは楽しんでほしいと思います。

大学や実業団など、各チームへのふるさと選手としての派遣にご理解をいただいているのも、この駅伝の大事なところですね。

筆者は競技レベルからして、到底この駅伝に出られる選手ではありませんでしたが、地元「神奈川」のロゴの入ったユニフォームを着てみたかったと今でもずっと思っています。

出場される選手のみなさんには、ぜひ郷土愛を力に替えて、良い走りをしてもらいたいです。

皆さんそれぞれの都道府県を代表する選手たちの応援を楽しみましょう!

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