駒澤一強と言われる昨今の大学駅伝界。
なんといっても他校を圧倒する程の選手層の厚さがすごいですよね。
例えば、近年では10000mの自己記録が28分台、ハーフマラソン1時間2分台の選手は珍しくないのかもしれませんが、駒澤大学はそのタイムを持っていても箱根を走ることが出来ないことはおろか、登録メンバーに入れない可能性すらあるのです。
また、1、2年生の時に箱根駅伝を走っても、翌年走ることが出来るという保証はどこにもないのがスポーツの世界です。
今回はそんな駒澤大学の注目選手の中から、今後の更なる活躍が期待される花尾恭輔選手について、ご紹介したいと思います。
花尾恭輔選手の進路はどうなってるの?
花尾選手は大学卒業後、トヨタ自動車九州へと進まれます。
花尾選手は1、2年生の時に箱根駅伝を走り、第99回大会では8区にエントリーされていましたが、残念ながら当日のエントリー変更により走ることが出来ませんでしたが、徐々に復調を見せ、第100回大会では復路にエントリーされています。
ぜひ華々しい最後の箱根路を飾って頂き、そして翌年はニューイヤー駅伝でも活躍して欲しいです。
【箱根駅伝】
本学エントリー選手の紹介です!
白鳥 哲汰 選手(経済学部経済学科4年)
花尾 恭輔 選手(経済学部商学科4年)
安原 太陽 選手(文学部地理学科4年)
小牧 波亜斗 選手(経済学部現代応用経済学科3年)#駒澤大学 #駒大 #箱根駅伝 #陸上競技部 pic.twitter.com/d1BrbxDyUo— 駒澤大学【公式】 (@komazawa_univer) December 26, 2023
余談ですが、私は陸上競技マガジンや、月刊陸上競技に掲載される選手の進路情報を見るのが好きで、例年2月号に掲載されるため、箱根駅伝が終わった後は毎年発売日が楽しみでした。
学生の頃は、実際に各誌から、推薦で入学してくる選手と、選手の卒業後の進路についての情報提供依頼も来ていた記憶があります。
「この選手はこの大学に進むのか~」「この選手はあの実業団に進むんだ~」など、見ていて興味は尽きなかった思い出があります。
何にせよ、花尾選手が実業団へ進んで競技を続けてくれることは嬉しい限りですね!
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花尾恭輔選手の高校はどこ?
花尾選手は長崎県諫早市にある鎮西学院高校の出身です。
長崎県は鎮西学院以外にも、諫早高校や瓊浦高校、創成館高校、松浦高校など、県内の勢力図は拮抗していて、長崎県の高校駅伝は接戦になることが多いようです。
そんな中、花尾選手は1年生の時から主力として活躍し、全国高校駅伝に出場。
それも1区に大抜擢されています。
結果は区間29位でしたが、ポテンシャルの高さを窺えますね。
駒澤大学の藤田コーチからは1年生の時から声をかけていただいていたのだとか。
2年生、3年生の時には全国高校駅伝へ出場することは叶いませんでしたが、花尾選手は長崎県高校駅伝で、3年連続1区区間賞という離れ業をやってのけています。
トラック競技でも、1年時から長崎県高校総体では5000m2位、1位、3位と常に安定した成績を残しており、2年生の時にはインターハイ5000mで8位、国体で同7位と全国大会での入賞も果たしています。
県高総体陸上競技3日目、トラック最終種目である男子5000m決勝は花尾恭輔選手(鎮西学院2年)が優勝しました。おめでとうございます!陸上競技は明日が最終日です。関係者の皆さん最後まで頑張って下さい! pic.twitter.com/8D3qT27Rs0
— 長崎県教育庁体育保健課 (@ngs_taiho) June 4, 2018
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花尾恭輔選手は林田選手と友達なの?
上記の長崎県高校総体で1年生と3年生の時に花尾選手に先着している選手、気になりませんか?
この選手こそ、花尾選手の終生のライバルと言える林田洋翔選手(三菱重工マラソン部所属)です。
花尾選手と林田選手は、長崎県の大村市立桜が原中学校の同級生で、花尾選手は鎮西学院高校、林田選手は瓊浦高校と進路が分かれました。
中学時代は、3000mで中学記録を打ち立てたほか、全日中での優勝などの成績を収めた林田選手が一歩リードしていた感はありますが、高校では、県高校駅伝で花尾選手が林田選手に1区で勝つといったこともあり、それがお互いにとっていい刺激となっているようです。
競技を離れれば仲が良く、月陸のインタビューで花尾選手は林田選手について「相棒のような存在」と答えています。
陸上競技インターハイ北九州地区予選会2日目、男子5000m決勝では、林田選手(瓊浦3年)、花尾選手(鎮西学院3年)、溝口選手(創成館3年)の3名がインターハイの切符を掴みました!全国での走りも楽しみにしています! pic.twitter.com/S98iMUgA49
— 長崎県教育庁体育保健課 (@ngs_taiho) June 14, 2019
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花尾恭輔選手まとめ
人が成長するためにライバルの存在は必要不可欠な要素です。
高校から進路が分かれた花尾選手と林田選手ですが、お互い意識しあえる存在であることが自身の成長に繋がっていることは間違いないと言えるでしょう。
花尾選手は大学、林田選手は実業団と、属するカテゴリーは分かれていますが、世界を目指す姿勢は変わらないと思います。
花尾選手は、長い間ケガに苦しみましたが、長い距離に強く、持っているポテンシャルに疑いの余地はありません。
最後の箱根駅伝では、他大学の強力な選手たちを相手にどんなレースを見せるのか、注目です。