イケメン陸上選手として、順天堂大学時代から人気の塩尻和也選手。
リオ五輪では3000mSCに出場し、2023年のニューイヤー駅伝は5区で区間2位と、その実力も折り紙つきです。
2月に開催される日本陸上競技選手権クロスカントリー競走(以下、日本選手権クロカン)にもエントリーされていて、活躍が期待される選手の一人です。
今回は上記の塩尻選手にスポットライトを当てて、ご紹介していきたいと思います!
塩尻和也選手のシューズは何?
塩尻選手といえば厚底全盛時代ともいえる昨今の中、デサントの発売した「薄底」タイプのカーボンプレート搭載シューズ「GENTEN」シリーズを開発の段階から関わって履いていることが知られています。
塩尻選手は「なぜ薄底のシューズを履いているのか?」という問いに対し、
「地面の蹴り出しを大事にしていて、厚底は跳ねすぎて自分のイメージする走りとは合わない。フォームが崩れるリスクがあると思った。」
デサント公式HPより引用
と仰っています。また、こうも仰っていました。
「今、厚底を履いている選手もかつてはほとんどの選手が薄底のシューズを履いていたはず。その期間の方が長かったかもしれない。その期間があったうえで(厚底で)結果を出している。つまりきちんとフォームを作る時は薄底の方が良い可能性もある。」
デサント公式HPより引用
私自身も少し走っていることもあり、厚底シューズが出た当時は興味があり、実際に履いてみたことがあります。
しかし、私も塩尻選手が仰っている「跳ねすぎる」感覚がしました。
使う筋肉も従来のシューズとは違ってくるなと思ったことから(下腿ではなく股関節回りにダメージが来るイメージ)、結局厚底シューズは私のようなレベルでは使いこなせないと思い、今は履いていません。
さらに話を加えると、昨年から早稲田大学競走部駅伝監督に就任された花田勝彦さんも、選手たちの「足を作る」ことを意識させるために、練習での厚底シューズの使用を禁止したことが、話題になっていました。
塩尻選手と似たような感覚をお持ちになったのかもしれませんね。
#塩尻和也 選手(@_sio_kazu_ )が #スーパーOTT のデサントブースに到着しました!
レース前後にはいらっしゃいますので来場される皆様ぜひお越し下さい🏃♂️#DELTAPRORACE#最も速い私になる pic.twitter.com/FaaTaSvEFZ— 【公式】DESCENTE(デサント) (@DESCENTE_japan) November 5, 2022
ただ、今年のニューイヤー駅伝やその前の東日本実業団駅伝などの写真を見ると、塩尻選手はアシックスのシューズを履いていました。
上記デサントのシューズを履く以前、実は塩尻選手はずっとアシックスのシューズを履いていましたので、元に戻っただけとも言えます(2019年の東京マラソンEXPOのアシックスブースでトークイベントに出演していたほどでした)。
しかし、同社のシューズを再び履くに至るまでの経緯について有力な情報がないので、詳細は不明です。
ひょっとしたら厚底シューズに耐えうる足づくりが出来たのかもしれませんね。
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塩尻和也選手はなぜお塩様と呼ばれているの?
「お塩様」のニックネームは、順天堂大学在学中に先輩の花澤賢人さん(現・JR東日本。2020年競技引退)が呼び始めたことがきっかけとのこと。
後に、箱根駅伝の選手アンケートで、塩尻選手がニックネーム欄に「お塩様と書いていいですか?」と花澤さんに聞いたところ、「いいんじゃない。」と返事をいただいたことから書いてみたところ、意外とそれが広まったとのことでした。
ちなみに、私が初めてお塩様のニックネームに触れたのは、日本テレビ系列の箱根駅伝関連番組で塩尻選手や順天堂大学の特集を見た時でした。
食後にお茶を飲む塩尻選手の姿を捉えた映像があったのですが、マグカップを両手で丁寧に持ちお茶を飲む塩尻選手に対して、周りの部員たちが「上品!」とツッコミとも称賛とも取れる反応をしていました。
イケメンとしても知られる塩尻選手ですが、こうした所作、振る舞いにも表れる上品さもお塩様のイメージ定着に一役買っているのかもしれませんね。
3区 富士通 塩尻和也
お塩様ぁぁぁぁぁぁ!!!! pic.twitter.com/jBNcF75mrh
— 押山颯斗 (@by_hayato2000) November 3, 2022
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塩尻和也選手はオタクって本当?
箱根駅伝関連番組やその他メディアの取材、ご自身のツイッターなどから、塩尻選手はアニメやゲームなどが好きと公表しています。
その中でも特に、「ラブライブ」などについては熱狂的なファンともいえるようです。
またご自身のツイッターでは趣味が高じてか、陸上競技選手としてのアカウントと趣味用のアカウントを使い分けるまでになっています。
ちなみに私の知り合いにも箱根駅伝を走った選手が何人かいますが、その内1人はアニメが大好きでした。
コモディイイダの稲田翔威選手もオタクランナーとして知られていますし、中央大学の吉居大和選手もよくアニメを見ていると仰っていたので、結構陸上選手にはアニメ好きな方がいるのかもしれないですね。
もっとも、アニメやゲームといった所謂オタク文化は、昔よりも一般的に浸透してきていますし、世界に誇る日本文化の一つになっていますから、珍しいことでもなくなってきましたね。
趣味があるということは、それだけ人生に彩りがあることだと思いますので、今後もアニメ好きな方々も一緒に盛り上がったり、塩尻選手を応援するようになったりしてくれたら良いなと思います。
23レベにレベルアップしました!
22レベは前半良くて後半悪かった1年だったので、次の1年は後半にかけて良くなっていく1年だといいなケーキにプレゼントありがとうございました🎂🎁
#塩尻和也生誕祭2019 pic.twitter.com/OAsWleFEm5
— 塩尻和也 (@_sio_kazu_) November 8, 2019
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塩尻和也選手まとめ
選手として魅力的なのはもちろんですが、やはりお塩様と呼ばれる所以だったり、アニメ好きだったりする人物像も魅力的な塩尻選手。
イケメン、上品、そして足も速い、と来れば人気が出るのも頷けますし、そこにアニメ好きな方々の支持も加われば、絶大なファン層を誇る選手になる可能性もあるかと思います。
まだ年齢も20代半ばと若く、3000mSCのみならず5000m(13分16秒53)や10000m(27分45秒18)でもトップクラスのタイムを持っています。
元日のニューイヤー駅伝での活躍も光りますね。
今後もトラックに比重を置くのか、マラソンなどの長い距離へと移行するのか、競技面でも興味は尽きません。
これからも皆さんの声援を力に変えてがんばってほしいです!