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全日本大学駅伝の出場資格や場所、歴代区間記録について知りたい!

全日本大学駅伝
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学生三大駅伝と言えば、箱根駅伝…出雲駅伝…と続いて、そう全日本大学駅伝ですね!

箱根駅伝とは違って、出雲駅伝と同じく全国の大学が参加できる駅伝で、毎年どのような顔ぶれになるのかが楽しみな大会でもあります。

さて、全日本大学駅伝ですが、出場する大学はどのように選抜されるのかはご存知ですか?

また、どこで開催され、区間記録はどうなっているのか?など、気になっていることをまとめてみましたので、シェアしていきたいと思います!

 

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目次

全日本大学駅伝の出場資格は?

選手に課される資格は、箱根駅伝と違って出場回数やタイムに制限はなく、「その出場年度に日本学生陸上競技連合の普通会員であること」のみなのですが、大学の選抜方法には細かいルールがあります。

 

全日本大学駅伝の出場枠は、オープン参加(日本学連選抜・東海学連選抜)を除いて25枠あり、その割り当ては、前年度の大会の成績によって決まります

  1. まず、前年度の大会で上位8位までがシード校となり、希望をすれば本年度も出場することができます(残り17枠)。
  2. そして残った枠を、8学連(北海道学連・東北学連・関東学連・北信越学連・東海学連・関西学連・中国四国学連・九州学連)にそれぞれ1枠ずつ「基本枠」として割り当てます(残り9枠)。
  3. さらに残った枠を、前年度の9〜17位の大学の所属学連に「成績枠」として配分します(残り0枠)。

と、このように3回の割り振りを行なって、各地区学連の出場枠数が決まる仕組みとなっています。

 

なお、各学連の出場枠はシード枠+基本枠+成績枠を合計して上限15枠までとなっています。

もし、シード枠+基本枠で既に9枠確保し、さらに成績枠で7枠以上確保した場合は、15枠を超えて溢れた分は、18位以下の他学連に割り当てられます。

文章にするとわかりにくいと思うので、2022年の結果を元に配分表を作ってみました。

順位 チーム名 学連 シード枠 翌年度基本枠 翌年度成績枠
1 駒澤大 関東学連 1
2 國學院 関東学連 1
3 青山学院 関東学連 1
4 順天堂大 関東学連 1
5 創価大 関東学連 1
6 早稲田大 関東学連 1
7 中央大 関東学連 1
8 東洋大 関東学連 1
9 明治大 関東学連 1
10 東海大 関東学連 1
11 東京国際大 関東学連 1
12 神奈川大 関東学連 1
13 中央学院大 関東学連 1
14 大東文化大 関東学連 1
15 日本大 関東学連 1
16 関西学院大 関西学連 1
17 大阪経済大 関西学連 1
18 立命館大 関西学連
19 札幌学院大 北海道学連 1
20 愛知工業大 東海学連
21 皇學館大 東海学連
22 環太平洋大 中四国学連 1
23 第一工科大 九州学連
24 新潟大 北信越学連 1
25 東北大 東北学連 1

 

そして、各地区学連に割り当てられた出場枠をかけて、さらに地区予選が行われます。

予選対象となる大会は各地区下記の通りです。

  • 北海道学連:北海道知事杯北海道大学駅伝対校選手権大会
  • 東北学連:全日本大学駅伝対校選手権大会東北地区代表選考会
  • 関東学連:全日本大学駅伝対校選手権大会関東学生陸上競技連盟推薦校選考会
  • 北信学連::全日本大学駅伝対校選手権大会北信越地区選考会
  • 東海学連:全日本大学駅伝対校選手権大会東海地区選考会
  • 関西学連:全日本大学駅伝対校選手権大会・関西学連出場大学選考会
  • 中国四国学連:全日本大学駅伝対校選手権大会中国四国地区選考会
  • 九州学連:全日本大学駅伝対校選手権大会九州地区選考会

駅伝は割と本番ばかりに注目してしまいがちですが、地区予選は地元開催で観に行くことも可能なので、予選会から応援すると、本戦はより一層熱が入りそうですね!

 

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全日本大学駅伝の場所はどこ?

全日本大学駅伝は名古屋の熱田神宮を出発し、三重の伊勢神宮を目指す8区間106.8kmのコースとなっています(マップはこちら)。

1区(9.5km):熱田神宮西門前〜愛知県・名古屋市港区藤前(ファーストカーゴ前)
2区(11.1km):名古屋市港区藤前〜三重県・桑名市長島町(長島スポーツランド前)
3区(11.9km):桑名市長島町〜四日市市羽津(霞ケ浦緑地前)
4区(11.8km):四日市市羽津〜鈴鹿市林崎町(ファミリーマート鈴鹿林崎町店前)
5区(12.4km):鈴鹿市林崎町〜津市河芸町(ザ・ビッグエクストラ津河芸店前)
6区(12.8km):津市河芸町〜津市藤方(ベイスクエア津ラッツ)
7区(17.6km):津市藤方〜松阪市豊原町(JAみえなか前)
8区(19.7km):松阪市豊原町〜伊勢神宮内宮宇治橋前

各区間の走行距離は、箱根駅伝より短く、出雲駅伝より長いといった感じです。

特に最終区が一番長い山場となっています。

 

2021年の8区の駒澤vs青山のデッドヒートは本当にハラハラしましたね。

青学主将の悔し涙に思わず貰い泣きした方も多いのではないでしょうか。

そのリベンジと言わんばかりに見せた、箱根駅伝での青山の完全優勝は本当に震えました。。

 

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全日本大学駅伝の区間記録の歴代が知りたい!

全日本大学駅伝は第50回大会(2018年)から8区以外の区間距離に変更があったため、8区以外は現行コースでの区間記録をご紹介したいと思います。(参照元:Wikipedia)

  • 1区:26分58秒  ピーター ワンジル/大東文化(第54回・2022年)
  • 2区:31分12秒  葛西 潤/創価大(第54回・2022年)
  • 3区:32分46秒  イェゴン・ヴィンセント/東京国際大(第53回・2021年)
  • 4区:33分16秒  石原翔太郎/東海大学(第52回・2020年)
  • 5区:35分47秒 佐藤一世/青山学院大(第52回・2020年)
  • 6区:37分01秒 吉居 大和/中央大(第54回・2022年)
  • 7区:49分38秒 田澤廉/駒澤大(第54回・2022年)
  • 8区:55分32秒 メクボ・ジョブ・モグス/山梨学院大(第39回・2007年)

2022年の区間新が豊作すぎる!って感じですね^^;

8区のうち半数が第54回大会から出た記録なんですねー。

やはり年数が経過するにつれ、コースの傾向と対策が掴めたり、シューズの改良もあって、どんどんタイムが速くなっていくのかもしれないですね。

今後もどんどん区間新が出ることが期待されます!

 

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全日本大学駅伝の出場資格まとめ

「全日本」とついているから、各都道府県からの代表校が出場するのかと思いきや、実はそうではない全日本大学駅伝。

前年度の本大会の成績に準じて、各地区の学連に出場枠が割り当てられ、さらにその数に応じて各学連が行う予選会を通過した大学のみが本戦で戦えるというルールになっています。

出場チーム=シード枠(8枠)+基本枠(8枠)+成績枠(9枠)+オープン枠(2枠)

と覚えておいてください!

 

ご存知の通り、現在は出場枠の大半が関東学連が占めています…

箱根駅伝の人気ぶりから、どうしても全国の強豪選手が関東の大学に集まる傾向にあるので、関東学連枠が必然的に多くなってしまうのですが、もっと日本全国の大学が盛り上がれるように、今後ルールの見直しや、新しい取り組みなんかを考えてもらえたらいいのになぁ〜なんて地方勢の私は密かに思っています。

そして、より多くの人が大学駅伝に興味を持って、日本の長距離陸上界が活性化することを願っています。

 

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