皇后盃全国都道府県対抗女子駅伝競走大会が毎年1月の第二日曜日に開催されます。
男子とは異なり、京都のいわゆる「都大路」を舞台に繰り広げられる本大会。
同じ実業団の選手が出身地別に分かれて戦う姿は、なかなか胸熱です!
また、実業団選手だけでなく、中学生や高校生など、幅広い年齢層で構成されるチームなので、これもまた予想できない展開になり、レースをおもしろくさせる要因にもなっています。
今日は、都道府県対抗女子駅伝の歴代の優勝チームや区間記録などを振り返ってみたいと思います。
都道府県対抗女子駅伝の歴代優勝チームは?
まずは、歴代優勝チームを見ていきましょう!(参照元:Wikipedia)
- 第1回(1983年):千葉県
- 第2回(1984年):京都府
- 第3回(1985年):千葉県
- 第4回(1986年):鹿児島県
- 第5回(1987年):神奈川県
- 第6回(1988年):京都府
- 第7回(1989年):京都府
- 第8回(1990年):京都府
- 第9回(1991年):京都府
- 第10回(1992年):京都府
- 第11回(1993年):大阪府
- 第12回(1994年):千葉県
- 第13回(1995年):宮城県
- 第14回(1996年):京都府
- 第15回(1997年):熊本県
- 第16回(1998年):埼玉県
- 第17回(1999年):福岡県
- 第18回(2000年):長崎県
- 第19回(2001年):兵庫県
- 第20回(2002年):京都府
- 第21回(2003年):兵庫県
- 第22回(2004年):兵庫県
- 第23回(2005年):京都府
- 第24回(2006年):京都府
- 第25回(2007年):京都府
- 第26回(2008年):京都府
- 第27回(2009年):京都府
- 第28回(2010年):岡山県
- 第29回(2011年):京都府
- 第30回(2012年):大阪府
- 第31回(2013年):神奈川県
- 第32回(2014年):京都府
- 第33回(2015年):大阪府
- 第34回(2016年):愛知県
- 第35回(2017年):京都府
- 第36回(2018年):兵庫県
- 第37回(2019年):愛知県
- 第38回(2020年):京都府
- 第39回(2021年):中止
- 第40回(2022年):京都府
- 第41回(2023年):大阪府
ご覧の通り、圧倒的に京都府が最多優勝チーム(18回)となっています!
開催地だから、地の利や地元の応援も熱いというのもあるでしょうが、やはり強豪実業団のワコールがあるという要因もあるかもしれませんね。
次いで、兵庫県・大阪府(4回)、そして千葉県(3回)となっています。関西勢強し!
でも、これだと、実業団が強い都道府県ばかりが有利になってしまい、優勝チームが固定化されてしまうのでは…?ということで、それを解消するために導入されたのが「ふるさと選手制度」です。
この制度については、後ほど詳しく解説していきますね。
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都道府県対抗女子駅伝の区間記録は?
続いて、歴代各区間記録もチェックしておきましょう!(参照元:Wikipedia)
- 第1区(6.0km)西京極陸上競技場〜平野神社前
廣中璃梨佳(長崎):18分39秒 - 第2区(4.0km)平野神社前〜烏丸鞍馬口
小林祐梨子(兵庫):12分07秒 - 第3区(3.0km)烏丸鞍馬口〜丸太町河原町
ドルーリー朱瑛里(岡山):9分02秒
- 第4区(4.0km)丸太町河原町〜北白川山田町
不破聖衣来(群馬):12分29秒 - 第5区(4.1075km)北白川山田町〜京都国際会館前
五十嵐妙子(宮崎):12分53秒 - 第6区(4.0875km)京都国際会館前〜北白川別当町
筒井咲帆(群馬):12分37秒 - 第7区(4.0km)北白川別当町〜丸太町寺町
小島一恵(京都)・村松結(京都):12分21秒 - 第8区(3.0km)丸太町寺町〜烏丸紫明
川西みち(福岡):9分30秒 - 第9区(10.0km)烏丸紫明〜西京極陸上競技場
福士加代子(青森):30分52秒
【ドルーリー朱瑛里 全国女子駅伝で新星!部員はわずか3人?】
岡山の中学3年生 ドルーリー朱瑛里選手
初めて経験した本格的な駅伝で17人を抜く区間新記録をマークしましたhttps://t.co/u5pxxXBvUD#nhk_video pic.twitter.com/f2D72PhSTl
— NHKニュース (@nhk_news) January 15, 2023
各世代のトップ選手が集まる大会のため、各区間記録も大変レベルが高いです。
1kmあたり3分ちょっと、つまり100mを20秒切る速さで3~10㎞走るわけですから、相当な速さであることが想像できるかと思います。
3区と8区はジュニアB選手限定、つまりは中学生区間となっています。
距離の長い1区と9区には力のある大学生や実業団といった一般の選手を、距離の短めな2区・4区・5区・6区・7区に高校生3人+一般の選手というオーダーを組むチームが多く見受けられます。
9区は最長のいわゆるエース区間なので、世界大会に出るような有名な選手が走ることが多いです。
有森裕子さんや高橋尚子さん、最近ですと、福士加代子さんや新谷仁美さんなど、誰もが知るランナーの名前ばかりがズラリと並んでいますよ!
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都道府県対抗女子駅伝のふるさと選手って何?
都道府県対抗女子駅伝には「ふるさと選手制度」というものがあります。
これは、当該年度に登録されている陸上競技協会の都道府県に関わらず、自身の出身中学や高校の所在地に基づいて出場できるという制度です。
例えば、福士加代子さんはワコールの選手なので、京都の陸協登録選手ですが、中学・高校と青森でしたので、青森の代表として本大会に出場されたことがあります。
全国都道府県対抗女子駅伝 青森・福士、笑顔のゴール (毎日新聞)https://t.co/g0Wra9UW1w#速報 #ニュース pic.twitter.com/zNghfQu9Fh
— NEWS JAPAN【公式】 (@NEWS_JAPAN_S) January 16, 2022
この制度を導入することにより、強い実業団が集まる都道府県ばかりが有利になるのではなく、実業団がない都道府県でもレースで不利にならないよう、チームの強さを均等化できるという狙いがあります。
ただし、本制度が使えるのは各チーム2区間までとなっています。
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都道府県対抗女子駅伝まとめ
都大路を駆け抜ける世代を超えたチームによる女子駅伝!
中高生も走るので、これからの日本代表になるかもしれない金の卵たちが見れるかもしれないという楽しみもあります。
福士さんのように、いつもいるチームの都道府県ではなく、あえて郷里愛で出身地のチームとして出場できるという制度はとても良いなと思いました^^
こういう制度があれば、大学駅伝も関東に集中しすぎず、日本全国で盛り上がれるんじゃないかな~って思っちゃいますね。
次回もどんなチーム編成になるのか楽しみです!