10月になると、大学駅伝が活発になるシーズンですが、実業団の駅伝も同じく盛り上がることを忘れてはいけません。
その第一陣を切って出るのが、プリンセス駅伝こと、全日本実業団対抗女子駅伝競走大会予選会です。
予選会と言えど、31チームも参加しますから、壮観です!
しかも、本大会のコースは全長42.195kmを6人で襷を繋ぐので、1区間の距離が短く、スピードレースになる点も注目です。
今日は、このプリンセス駅伝での注目選手についてや、交通規制・ライブ配信情報について調べてみました。
プリンセス駅伝の注目選手は?
陸上ファンの方に、今回のプリンセス駅伝の注目選手を尋ねてみました!
私が注目している選手は2名います。1人目は、小林成美選手(三井住友海上)です。マラソン好きなら誰もが知る昨年までの大学女子駅伝会をけん引していたスーパールーキーです。名城大学の同期の山本有真選手(積水化学)は、今年のブタペストの世界選手権や先月の杭州アジア大会では5000mで4位と着実に結果を積み重ねているので、学生時代からともに応援している小林選手に対しても同様の活躍を期待してしまいます。また、大学4年次は怪我の影響やコロナの影響もあり、小林選手本来の実力が出せなかったと思うので、社会人を機に以前の笑顔の多い走りを取り戻して頂きたいと思っております。2人目は、前田穂南選手(天満屋)です。先日のMDCでは惜しくも7位とパリオリンピック女子マラソンのチケットは取ることが出来ませんでしたが、タイムを見ると2時間22分32秒と自己ベストを更新しているのでコンディションはとても良さそうなので、今後に繋がる意地の走りを是非見たいと思っております。
やはり、注目株筆頭は名城大学元主将の小林成美選手(三井住友海上)。
海外での活躍が目覚ましい山本有真選手と並んで期待される選手ですね!
大学駅伝で活躍した選手が実業団に入り、どのような成長を遂げたか見るのは、陸上競技の醍醐味ですよね。
「あ!この選手はあの時の…!立派になって…」と、親戚のおじちゃん・おばちゃんになった気分です(笑)
青山瑠衣選手(ユニバーサルエンターテインメント)に注目しています。トラックや駅伝で長らく活躍してきた選手です。私の地元神奈川県出身で、白鵬女子高校時代から世代トップクラスの活躍を見せており、豊田自動織機を経て現在はユニバーサルエンターテインメントに所属しています。高橋尚子さんらを指導した名伯楽・小出義雄監督(故人)の薫陶を受けた数少ない現役選手でもあります。
1500mからマラソンまで幅広くこなす青山選手ももう34歳。ベテランと呼ばれる年齢になりましたが、かつては全日本実業団女子駅伝で1区区間賞を獲得し、ユニバーサルエンターテインメントの優勝に貢献されています。
近年は実業団女子駅伝のメンバーから外れることも多くなりましたが、チームの精神的支柱としての存在は大きいと思います。今回メンバーに入るかどうかは現時点ではわかりませんが、私としては今もこうしてがんばっている姿を拝見することが出来るだけでも刺激になります。
現役選手としての時間は残り少ないかもしれません。それでもかつて見せた駅伝でのスピードは魅力です。私にとっては今も期待せずにはいられない選手の一人です。
続いて、青山瑠衣選手(ユニバーサルエンターテインメント)の名前が挙がりました。
最近は、男子も女子もベテラン勢の活躍が光っていますね!
こういった長く活躍する選手の背中を追いかけて、刺激をもらった若手がどんどん成長していって欲しいなと思います。
私は注目しているのは、渡邉桃子選手(天満屋)です。
今年のプリンセス駅伝は、少々特殊な事情があります。今年はMGCが同じ10月に行われた関係で、MGC出場と駅伝予選会出場ということがチームと選手に大きな負担とならないよう、MGCへの出場資格を持つ選手が所属するチームは、プリンセス駅伝(予選会)を完走すれば、クイーンズ駅伝(本大会)への出場権を得るという特例措置を設けています。この特例措置により、完走すればいいチームの戦略は、例年とは違ったものになると予想しています。
天満屋チームは、MGCへの出場資格を持つ選手が5名いたため、特例措置の対象で、いい意味でクイーンズ駅伝に向けての調整という意味合いを兼ねていると考えています。
天満屋チームがクイーンズ駅伝で優勝を狙うことを想定すると、MGCで上位入賞を果たした松下選手、谷本選手、前田選手に加え大東選手(MGC13位)の4本に、若手の有望株として期待値の高い渡邉選手が、いい走りをしていく必要があると思っています。MGCに出場した4選手は疲労を考慮してプリンセス駅伝には出場しないとして、疲労骨折でMGCに出場していない渡邉選手については、クイーンズ駅伝に向けて、現在の調子を見極めることに注目しています。プリンセス駅伝にエントリーはされているため、走ること自体はできると思われます。本来MGCにて好成績を収めて、飛躍を期待されていた天満屋の秘密兵器だった渡邉選手。順調にけがから復帰、調子が上がっているといいなと考えています。
そう、今年のプリンセス駅伝はいつもと違って、MGC特例措置のようなものが設けられているんですよね。
そういった背景もあり、例年とはちょっと様相が違ったレースになるかもな~と思っています。
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プリンセス駅伝の交通規制は?
プリンセス駅伝2023は10月22日(日)に福岡県宗像市と福津市に跨るコースで開催されます。
具体的な交通規制については、こちらから、もしくは下記リンクからご確認頂けます。
【交通規制課】10月23日(日)午前11時45分から宗像市・福津市内においてプリンセス駅伝in宗像・福津🏃の開催に伴う、車両通行禁止の交通規制を実施します⚠️
詳しくは、こちらをご覧ください⬇️https://t.co/aCuxCdD71x— 福岡県警察本部広報課 (@fukkei_koho) September 16, 2022
レース中はコース全面がずっと車両通行止めになるわけではなく、選手の通過予想時刻に合わせて、順次規制が引かれていく流れとなります。
11:45~14:50までコース中のどこかが交通規制が引かれている状態となりますので、近くに行く予定がある方は注意して下さいね。
もちろん、バスやタクシーで応援に向かう方も、規制によって定刻通りに運転されない可能性もありますので、予め確認するようにしておいて下さい。
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プリンセス駅伝のライブ配信はある?
プリンセス駅伝はTBS陸上ちゃんねるにてライブ配信があります。
プリンセス駅伝はいつも複数カメラでライブをしてくれて(中継車カメラ・中継所カメラ)、それを自分で好きに切り替えながら見れるのが楽しいので、今年も実施して欲しいところですね。
ちなみにテレビ放送はTBS系列で11時50分からスタートですよ。
【#プリンセス駅伝】
女子駅伝日本一決定戦 #クイーンズ駅伝 への16枚の切符をめぐりタスキをつなぐ🎽🏃♀️
『#プリンセス駅伝』
📺23日(日)ひる11時50分 #TBS 系列生中継🎥出場チームを紹介✨
3 #エディオン (広島)
「I can do it❗️You can do it❗️We can do it❗️」 pic.twitter.com/Kn1OlWaSNf— TBS 陸上 (@athleteboo) October 21, 2022
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プリンセス駅伝の注目選手まとめ
多くの強豪チーム、強豪選手が待つクイーンズ駅伝へと繋がる本大会。
予選会でありながらも、過去には襷が繋がるか、繋がらないか、といった瀬戸際のドラマもたくさん繰り広げられてきました。
10月というまだ暑さが残るシーズンでもあるので、選手の皆さんにはくれぐれも脱水症状には気を付けて頂いて、全ての襷が繋がることを願っています。
あなたの注目選手も、ぜひライブ配信のカメラを切り替えながら追ってみてくださいね!