10月29日(日)に行なわれる杜の都駅伝こと、全日本大学女子駅伝対校選手権大会。
今回で41回目を迎える歴史ある大会です。
2021年大会では、不破聖衣来選手が圧倒的なゴボウ抜きを見せ、一気に彼女をスターダムに押し上げることになった大会と聞くと、みなさんも「ああ!」と思い出せるのではないでしょうか^^
もちろん、不破選手以外にも、今後の日本を背負っていくであろう期待の選手はたくさんいます。
今回は、注目選手や優勝予想、そして歴代区間記録も調べてみました!
全日本大学女子駅伝の注目選手は?
駅伝ファンの方にアンケートを実施したところ、一番注目選手として名前が挙がったのは、やはり7連覇を狙う名城大学の選手たちでした!
米澤奈々香選手:
7連覇を目指す名城大学。その中でも、高校時代から有名選手で、大学に入学後も結果を残してきたのが米澤奈々香選手です。中学時代には、全中で優勝しています。仙台育英高校時代は、2度高校駅伝で優勝し、区間賞を獲得しました。インターハイでは、表彰台(3位以内)にも入り、日本人選手の中では1位を獲得したこともあります。都道府県対抗女子駅伝では、不破聖衣来選手に次ぐ区間2位になったこともあります。一番強い名城大学に進学し、1年生からレギュラーをつかむと、昨年のこの大会、1区を走り区間賞を獲得し、チームは6連覇を達成しました。富士山女子駅伝でも、チームの5連覇に貢献しています。今年に入ってからは、U20アジア選手権で優勝するなど、さらに実力に磨きをかけています。同世代では、あまりライバルはいないのではないでしょうか。ぶっちぎりの走りを見せてくれることでしょう。5年後のオリンピックの代表候補選手になってほしい逸材です。
谷本七星選手:
全日本大学女子駅伝史上初となる7連覇のかかる今回の名城大学。そんなチームのエースとなるのが、谷本七星選手(3年)です。もちろんエースですので、チームメイトの走りが好調ならば、より波に乗る走りが求められ、チームメイトが不調でチーム順位が芳しくない場合であれば、試合の流れを大きく変えるゲームチェンジャーの役割が求められるため、谷本選手の走りが、チームの7連覇達成に大きく影響してくることは必至だと思います。これまでの大学駅伝での成績を見ると、昨年の同駅伝では4区(2番目に短い区間)で区間新記録での区間賞を獲得したことを始め、区間賞獲得が皆勤、区間賞を獲ることは当たり前というイメージがある選手。米田監督やチームメイトからの信頼も厚く、キャプテンの増渕祐香選手とともに精神的支柱でもあると思います。今回の同駅伝では、若干のコース変更により、後半区間(5区、6区)の距離がやや長くなり、後半勝負の駅伝となる公算が高いと思います。各校のエースが後半区間に投入されるであろう中で、エースである谷本選手の走りに注目、名城大学の7連覇達成に向けて応援したいと考えています。
増渕祐香選手:
1年次からメンバー入り。抜群のロード適正で長らく続く名城大の連覇にも毎年区間賞の走りで貢献してきた増渕選手も今回は4年生。主将として臨む今大会は7連覇が懸かっています。そして今回の名城大学は4年生からエントリーされたのは増渕選手ただ一人ということもあり、心に期するものがあるでしょう。
実は名城大学の4年生は人数が少なく、増渕選手を合わせて3名しかいません。そしてその内1名はマネージャーを務めています。3年生以下の選手が多いチームをまとめることも大変だったと思いますし、連覇や4年生としてのプレッシャーもあったと思います。
気になるのは、その増渕選手が今年のトラックシーズンではあまり試合に出場していないことです。9月の日本インカレ10000mは途中棄権。同30日のYogiboチャレンジ5000mではシーズンベストとなる16分10秒21を出していますが、自己記録は15分42秒02を持っています。出走するか否かはコンディション次第になると思いますが、増渕選手の存在はチームにとって大きく、区間配置含めて影響が出ると思います。
はたして有終の美を飾ることが出来るのか。注目しています。
名城大学は今年、小林成美選手と山本有真選手という名城の顔とも言える2大エースが卒業してしまいましたが、それでもまだまだエース級の選手が後ろに続いてくる、恐らく今大学女子駅伝では最も選手層が厚いチームだと思いますので、7連覇の期待大です!
山崎りさ選手(日本体育大学):
彼女を選んだ理由は、今期の好調具合です。
山崎選手は大学1年目から日本体育大学の即戦力として期待される大型ルーキーとして入学してきました。スピードが豊かな選手なので、関東インカレや日本インカレなど得意のトラック種目では1年目から素晴らしい成績を残してきました。ただ、夏の合宿などでは故障することが多かったらしく、スピードだけではやはり駅伝は戦えませんでした。
そんな山崎選手ですが、3年目は非常に調子がよく現大学生の中で一番強いのではないかと私は感じています。その理由としてはまず今年度の成績です。まず、関東インカレ10000m日本人トップ、ユニバーシティゲームズと呼ばれる、所謂学生オリンピックの5000mで銅メダル、さらに日本インカレ5000mでは大東文化大学の留学生であるサラ・ワンジル選手に余裕をもって勝利し、ワンジル選手の連勝のストッパーになりました。注目しているもう一つの理由はランニングフォームがとてもキレイという理由もあります。小柄な身体ですが走りはダイナミックでとても心動かされる走りをしてくれます。
山中ほの香選手(大阪学院大学):
見た目は可愛らしく、みんなから愛されるような優しさを持ったとても素敵な選手です。ルックス、実力ともに併せ持った今回大注目の有力株と言えるでしょう。
持久力もあり加速、持続力などどのステータスもハイパフォーマンスで維持しており、彼女こそナンバーワンだと思いました。
大阪学院大学はとても有名な大学なので、実力は選手がたくさん所属しています。の中でも彼女の実力だけは頭一つとびぬけている感じました。
今後の活躍がものすごく期待できる才色兼美の持ち主なので、強く推したいと思います!
男子駅伝で青学にストップをかけたチームが出てきたように、そろそろ女子も名城大学にストップをかける大学も出てくるのでは…?という今日この頃ですが、昨年ベスト8に入った上記2校の選手が注目株として名前が挙がりました!
最近は強い!速い!だけでなく、カッコイイ!カワイイ!という要素も選手の人気に影響してくるようになりましたねー。
また、毎年名城大学のエースたちと並んで人気なのが、拓殖大学の不破選手なのですが、残念ながら今年も本大会には出場されないようで…
今はしっかり休んで、いつかまたあの羽の生えたような軽快な走りを見せて欲しいですね!
全日本大学女子駅伝エントリー発表 拓殖大の不破聖衣来がメンバー外れる 名城大は7連覇目指す#日テレNEWSNNN #陸上 #駅伝 #全日本大学女子駅伝 #不破聖衣来https://t.co/k6v35WbJX0
— 日テレNEWS (@news24ntv) October 13, 2023
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全日本大学女子駅伝の優勝予想は?
こちらも同じく駅伝ファンの方に聞いてみたところ、圧倒的優勝候補として支持があったのが名城大学です。
第35回大会(2017年)からずーっと連覇が続いており、今年も優勝すれば、なんと史上初の7連覇!
最多優勝校が立命館大学の10回なので、ジワジワと記録更新が近づいてきていますね。
歴代優勝校については、こちらでもまとめていますので、ぜひそちらを参考に、あなたも優勝校を予想してみてくださいね。
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全日本大学女子駅伝の区間記録は?
区間記録については、実は本大会は何度かコース変更が行われているので、それに伴い各区間の距離も延びたり縮んだりしているのですね。
そのため、現行のコースになった第37回大会(2019年)以降の記録で見ていきましょう。
- 第1区(6.6 km)20:55: 五島莉乃/中央大(2019年)
- 第2区(3.9 km)12:01: 髙松智美ムセンビ/名城大(2021年)
- 第3区(6.9 km)21:37 :小林成美/名城大(2020年)
- 第4区(4.8 km)15:14: 谷本七星/名城大(2022年)
- 第5区(9.2 km)28:00: 不破聖衣来/拓殖大(2021年)
- 第6区(6.7 km)22:04: 増渕祐香/名城大(2022年)
名城大学は自分で自分の記録を塗り替えていくという強さ…
文字通りこのまま独走状態を許すのか、それともそれを阻止する選手やチームが現れるのか…。
個人的には、関西出身ということもあり、古豪の復活=立命館大学の活躍を願っています!
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全日本大学女子駅伝の注目選手まとめ
全日本大学女子駅伝の注目選手や優勝予想について紹介させて頂きました。
やはり、不破選手が不在ということもあり、名城大学に注目が集まっているわけですが、何が起こるかわからないのが駅伝の醍醐味でもありますので。
もしかしたら、意外なダークホースが出てくるかもしれません…!
大会当日がとっても楽しみですね^^