12月に入ると、「もうすぐ箱根駅伝だなー」という声が聞こえてきますが、その1週間前にまず全日本高校駅伝(通称:都大路)があることを忘れてはいけません!
後に箱根駅伝やニューイヤー駅伝、やがては世界選手権やオリンピックで活躍するかもしれない金の卵たちが京の街を駆け抜ける本大会。
今や誰もが知る陸上界のスーパースター、大迫傑選手も都大路を走りました。
今回は、高校駅伝の区間距離やエース区間、そしてコースマップの見所についてご紹介していきたいと思います!
高校駅伝の区間距離は?
高校駅伝の区間距離は男子と女子で異なり、男子はフルマラソンと同じ、女子はハーフマラソンと同じ距離になっています。
■男子(7区間42.195km)
- 第1区:10km(西京極陸上競技場〜烏丸鞍馬口)
- 第2区:3km(烏丸鞍馬口〜河原町丸太町)
- 第3区:8.1075km(河原町丸太町〜国際会館前)
- 第4区:8.0875km(国際会館前〜寺町丸太町)
- 第5区:3km(寺町丸太町〜烏丸紫明)
- 第6区:5km(烏丸紫明〜北野中学前)
- 第7区:5km(北野中学前〜西京極陸上競場)
■女子(5区間21.0975km)
- 第1区:6km(西京極陸上競技〜平野神社前)
- 第2区:4.0975km(平野神社前〜烏丸鞍馬口)
- 第3区:3km(烏丸鞍馬口〜船岡山・北大路口)
- 第4区:3km(船岡山・北大路口〜北野中学前)
- 第5区:5km(北野中学前〜西京極陸上競技場)
主催者発表ではありませんが、男子のレース観戦ではこういうマニア向けのプランもあります❗️ pic.twitter.com/5zYlWyKM8P
— 富山中部高校駅伝応援プロジェクト2023 (@s70841) November 29, 2023
それでは、次の章からエース区間や区間特徴について見ていきましょう!
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高校駅伝のエース区間はどれ?
エース区間は一般的に最長距離の区間とされています。
そのため、都大路では男子も女子も1区がエース区間です。
特に男子のラスト1kmはカーブが3連続するのですが、紫明通から烏丸通に出る最後のカーブで、インコースを攻め合うスパート合戦は必見です!
「ぶつかって転んじゃう!」とヒヤヒヤするくらいのスピードで曲がってきますよ。
現地観戦に行かれる方は、京都市営地下鉄烏丸線「鞍馬口駅」2番出口から徒歩1分の「鞍馬口医療センター」を目指して行くとわかりやすいかと思います。
カーブで観戦すると、向かってくるところから、向かって行く先まで長く選手を見ていられるので、なんとなくお得感ですよね♪
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高校駅伝のコースマップを知りたい!
高校駅伝のコースマップはこちらから見ることができます。男子と女子で距離が異なるため、タブで切り替えてご覧ください。
せっかくなので、各区間の特徴もチェックしていきましょう!
■男子(7区間42.195km)
- 第1区:最長区間であり、エースが投入される傾向にあるため、「花の1区」と呼ばれている。この区間を走った選手は、箱根駅伝でも活躍することが多い。
- 第2区:最短区間であり、下り基調でスピードが出やすい。
- 第3区:2番目に長い区間であり、カーブも多い。また後半にはアップダウンが待ち構えているため、いかにスタミナを温存するかが勝負の分かれ目となる。そのため、エース級の選手や留学生が多く起用される重要区間。
- 第4区:3区を逆走するコース。全体的に下り基調。
- 第5区:最短区間であり、2区を逆走するコース。そのため、上り基調となる。
- 第6区:カーブとアップダウンがある区間。この辺りから順位争いが激しくなる。
- 第7区:最終区間。競り合いがトラックまでもつれることもあるので、最後まで目が離せない!
■女子(5区間21.0975km)
- 第1区:最長区間。力のあるランナーが投入される。見所は残り1kmの上り坂から仕掛けられるスパート合戦。
- 第2区:コース中に4つのカーブが待ち受けるので、コース取りの技術が要となる区間。
- 第3区:折り返し地点が含まれる区間。2区と同じくカーブも多い。
- 第4区:距離が短く、序盤の上り坂を越えれば下りが続くため、スピードレースになりやすい区間。
- 第5区:最終区間。下りと平坦な道のコースであるため、逃げ切るもしくは仕掛ける勝負強さが求められる。
ご存知の通り、京都の道は碁盤の目と言われていて、とにかくコース中は直角カーブが多いんですよね。
このカーブをいかに最短ルートで攻められるか、そして1秒を削り出せるかが、後続の選手の順位にかかってくるかと思います。
ここが個人競技であって個人競技でない駅伝の面白さですね!
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高校駅伝の区間まとめ
都大路の区間の特徴、覚えて頂けましたか?
エースが多く走る1区を生で見たい人は、ぜひ早めに現地へ行って、最後のカーブの迫力ある競り合いが見れる交差点のベスポジをキープしてくださいね。
お家で観戦する人は、ぜひ上記PDFファイルを手元に置きながら、「今はどのカーブを曲がったのかな?」と追いかけながら見ると楽しいですよ。
選手も沿道応援の方も一体となって大会が盛り上がることを願っています^^