年末に中学駅伝、高校駅伝、富士山女子駅伝と続いて、年明けから間髪入れずお目見えするのが、ニューイヤー駅伝ですね!
箱根駅伝の影にちょっと隠れがちなニューイヤー駅伝ではありますが、かつて箱根駅伝で活躍した選手たちの成長した姿を一挙に見ることができる、とてもワクワクする大会なんですよ。
さて今回は、「ニューイヤー駅伝って何?」という初心者さんに向けて、箱根駅伝との違いや、賞金の有無についてなど、説明していきたいと思います。
ぜひ今回の説明を踏まえた上で、箱根駅伝の前にニューイヤー駅伝も楽しんで、正月三が日は駅伝三昧にしてください!
ニューイヤー駅伝と箱根駅伝との違いは?
ニューイヤー駅伝は実業団選手によるレースで、箱根駅伝は大学生選手(関東圏のみ)によるレースです。
冒頭でお話しした通り、かつて箱根駅伝を走った選手がたくさんニューイヤー駅伝には出てくるので、かつてのライバル同士が再び戦う姿を見ることもできれば、同じチームで襷渡しを行う、なんて光景も見ることができます。
年齢差から、箱根駅伝時代は一緒に走るところを見ることが出来なかったけれど、ニューイヤー駅伝では並んで走っている姿を拝めたりして、個人的には陸上界のオールスターシリーズのように感じています^^
もちろん、ニューイヤー駅伝も前年に各地域で予選会が開催されているので、いくら箱根駅伝で活躍した選手でも、入団した実業団チームが予選会を突破できなければ、本戦には出場できません。
最近は選手の移籍も活発なので、これにより良い化学反応が起きて、上位争いをするチームが毎年変わればおもしろいですね。
また、ニューイヤー駅伝と箱根駅伝の大きな違いとして、開催場所も挙げられます。
ニューイヤー駅伝は群馬県、箱根駅伝は東京~箱根間で開催され、前者は7区間100kmに対し、後者は10区間217.1kmで競われます。
学生駅伝の方が過酷なんですよね…実は^^;
全員がハーフマラソン並みの距離を走り、2日間に渡って開催されるので、規模としてもやはり箱根駅伝の方が盛り上がる傾向にあります。
しかし、ニューイヤー駅伝は、この過酷なレースを乗り越え、ゆくゆくは世界へ羽ばたく選手たちが顔を揃えていますので、ぜひ箱根駅伝と揃って見てもらいたい大会です。
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ニューイヤー駅伝に賞金はある?
ニューイヤー駅伝に賞金が出るとの情報はありませんでした。
エリート選手が多く出場する日本のマラソン大会にありがちなのですが、賞金が出ること自体が稀なんですよね。
国内のレース単体で賞金が出ると言えば、東京マラソンや名古屋ウィメンズくらい。
JMCシリーズに加盟している大会で一定の成績を収めれば(要は複数のレースに出走する必要がある)、報奨金がもらえる制度はあるのですが、基本的には出ないのが普通と思った方がいいでしょう。
これは海外から見ると異常みたいで、海外のレースではバンバン賞金が出るそうで…
日本は何においても長引く不況のせいか、予算不足・資金不足で、お財布の紐が固い傾向にありますね^^;
ニューイヤー駅伝の目的は、賞金を獲得することよりも、企業の宣伝がメインなので!
大会で活躍すれば、その分、企業の知名度も上がって、広い目でみれば対費用効果が大きいのかもしれませんね。
ちなみに、優勝や区間賞を取れば、群馬県から特産品の贈呈や、スポンサーである山崎パンからパン一年分の贈呈があるそうですよ^^
( ゚д゚) 富士通賞:ノートPCとか、ヤマザキスポンサー賞:ヤマザキパン一年分とか、群馬県特産品の数々 #ニューイヤー駅伝 pic.twitter.com/sPR1apHGEe
— tweet_egoiste (@tweet_egoiste) January 1, 2022
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ニューイヤー駅伝に女子はないの?
「ニューイヤー駅伝」という名称で女子のレースはありません。
ただし、ニューイヤー駅伝のような実業団チームによる全国大会は、毎年11月にクイーンズ駅伝として開催されています。
こちらも毎年世界で活躍するような錚々たる顔ぶれの選手たちがしのぎを削るので、とても注目度の高いレースとして人気です。
ちなみに予選会は、10月にプリンセス駅伝として開催されていて、大波乱が起きやすいレースとして同じく人気の大会です。
11月27日(日)クイーンズ駅伝が開催されました。風が吹く1日でしたが沢山の人達が選手に声援を送っていました😁
注目は駅伝初参戦となった田中希実選手ですが1区区間2位となり、優勝は資生堂が16年ぶりの優勝でした。
素晴らしい走りに感動しました👍️#クイーンズ駅伝 #田中希実 #丸文松島汽船 pic.twitter.com/PWV4YtDfDE
— 丸文松島汽船 株式会社 (@marubunkisen) November 27, 2022
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ニューイヤー駅伝まとめ
箱根駅伝で活躍した選手が登場するニューイヤー駅伝、ぜひ見てもらいたいです。
「あ、去年この人箱根駅伝で見た!」っていう選手1人は絶対いますから^^
コアなファンの方なら、高校駅伝時代から応援している人もいるので、ニューイヤー駅伝で走ってる姿を見たら、親御さんのように感無量な気持ちになるんだろうなぁ、なんて思っちゃいます。
あと、レースだけでなく、その太鼓の音をバッグに決めポーズで登場する選手たちにも注目です。
これはもはやニューイヤー駅伝名物となっているので、元旦からせわしないですが、朝8:30からTBS系列で生中継がありますので、チャンネルを合わせておいてくださいね。