かすみがうらマラソンは、茨城県土浦市の川口運動公園をスタート、ゴールとした周回コースで、コースの後半は霞ヶ浦沿岸を走るコースです。
開催時期が4月中旬なので、気温が少し高いのが難点ですが、東京都心から1時間以内というアクセスの良さがメリットです。
また、エントリーも抽選ではなく、先着順でエントリーしやすい大会なので、冬のマラソンレースの締めとして出場する方も多いですよ。
2023年は「ん〜やってみよう!!」のセリフで有名な、陸上系インフルエンサーとして活躍中の三津家貴也さんがゲストランナーです。
今回は、かすみがうらマラソンの難易度や高低差、エイドについて調べてみました。
かすみがうらマラソンの難易度はどれくらい?
かすみがうらマラソンの難易度は中間くらいです。
首都3県の都市型マラソンだと、東京マラソンや横浜マラソンは難易度が低いです。
また、同じ茨城県内だと、つくばマラソンや勝田全国マラソンなどがありますが、これらも難易度が低いです。
これらの大会と比較するとかすみがうらマラソンは難易度が高くなります。
理由は2つほどあります。
- 制限時間が6時間
- 気温が高い
まず1つ目の理由について、かすみがうらマラソンはウェーブスタートを採用していますが、最後の第4ウェーブの制限時間は6時間です。他の都市型マラソンだと制限時間が6~7時間くらいなので、少し短めです。そこまで速いペースではありませんが、1km8分30秒を切るペースでないと完走できません。
2つ目の理由について、開催時期が4月中旬なので、気温が高いです。
大会の時期の平均気温は最高18℃、最低11℃と、少し高めなので、冬場のマラソンと比べると、コンディションがあまり良いとは言えません。
フルマラソンのタイムと気温との関係を調べた論文では、マラソンの最適温度は6℃〜8℃だと報告されています。
また、気温が16℃〜18℃まで上がると、タイムが5%程度(10分以上)悪くなる可能性があると紹介されています。
これは、気温が上がると体温も上がるので、消費エネルギーや汗の量が増えるためです。
そうすると、疲労感が増すだけでなく、脱水や熱中症、けいれんのリスクが上がってしまいます。
かすみがうらマラソンは、他の都市型マラソンに比べると難易度が少し高いですが、近年の完走率は95%前後と決して低いわけではなく、むしろ高い方です。
コースも前半の上り以外は走りやすいので、完走へのハードルは高くないですよ。
こまめな給水が完走のカギです!
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かすみがうらマラソンの高低差は?
かすみがうらマラソンの高低差は25mです。
コース図からわかるように前半のアップダウンが目につきます。
そのため、前半の走り方が完走のためのカギとなります。
2kmと16km付近に20m前後の上りが待ち受けており、ここの攻略の仕方が大事になります。
ポイントは上ることを意識せずに、流れに身を任せて走ることです。
前半なので体力もあり、頑張って上ることは可能です。しかし、まだまだレース序盤。
ここの上りでのロスは後半で回収できるので、多少ペースは落ちたとしても、無理にペースは上げす、流れに身を任せて走るのが大事です。
上りだと思って、ついつい頑張ってしまうと、足の筋肉を過剰に使ってしまい、後半の失速の要因となるので注意しましょう。
中間点以降はなだらかな下りか、フラットなので、前半で体力を消耗しすぎなければ、攻略は難しくありません。
ただし、23km付近の急激な下り坂の走りは注意してください。
高低差20mを一気に駆け下りることになります。
下りの勢いに乗ってペースを上げると筋肉を使いすぎるので、ここも頑張るのではなく、流れに身を任せましょう。体力回復のポイントにするのが良いです。
ペースを上げる必要はないですが、意識的にブレーキを掛けると後傾姿勢になり、太ももに負担が掛かります。下り坂も少し前傾姿勢で走りましょう。
フォームを切り替えるのが難しい場合は、一度手をぶらんと下げてリラックスしましょう。気持ちが切り替わるのでおすすめですよ。
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かすみがうらマラソンのエイドについて教えて!
かすみがうらマラソンでは、例年14箇所程度の公式エイドが5km以降に設置されます。
距離にして2.5~5km毎にあるので、とてもありがたいです。
バナナやチョコレートなどの給食も、10km以降の約10箇所で提供してもらえます。
気温が高くなりがちな大会ですので、給水はこまめに取るようにしましょう。
喉が渇きだしてからでは遅いので、早めの補給が熱中症予防のために重要です。
また、バナナなどの栄養補給も少なくとも20km以降に一度はしておきましょう。
水分と同じで、お腹が空き始めてからでは遅いです。
ガス欠状態になるのでペースがガクッと落ちてしまいますよ。
公式エイドの数も充実していますが、私設エイドの数が多いのもかすみがうらマラソンの特徴です。
私設エイドとは、コース近隣の住民の方などが、ボランティアで設置しているエイドステーションです。
その土地の特産品なども提供されるので、マラソン大会を盛り上げる一因となっています。
みかん、レンコン、お汁粉や漬物、焼き芋など、色々なところで様々なものが提供されており、中にはコールドスプレーを提供してくれる人もいます。
【笑いや感動を意識すると免疫力がアップするらしい】
今回は『名物私設エイドで出会った人達』
毎年ランナーに勇気と癒しをありがとうございます。私設エイドの方達がいるからこそのかすみがうらマラソンです
■動画の本編はこちらからお楽しみください💁♀️https://t.co/cttgZmKSYq#私設エイド #感謝 pic.twitter.com/lKqKgcpb06— かすみがうらマラソン【公式】 (@kasumigaura2019) October 19, 2020
近隣の人が完走を後押ししてくれるので、完走率が高いのかもしれませんね。
応援の力を借りながらゴールを目指しましょう!
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かすみがうらマラソンまとめ
かすみがうらマラソンは、前半に急な上りがありますが、そこを無理せずに攻略できれば、完走は難しくはありません。
気温が懸念事項の大会ですので、こまめな給水を心がけて、ゴールを目指しましょう。
豊富な私設エイドで、何が提供されているか楽しみながら走るのも良いかもしれませんね!
本記事がかすみがうらマラソンに挑戦してみようと思う方のきっかけや、少しでも完走の手助けになれば幸いです。