世界一の競技人口を誇るスポーツは何だと思いますか?
サッカー?いえいえ、実はバレーボールなんです!
2023年はネーションズリーグという国際大会が名古屋で開催されるだけでなく、2024年のパリオリンピックの出場権を懸けたW杯バレーも開催されます。
昔は、W杯バレーはゴールデンタイムに地上波で中継される程の人気だったのですが、近年はBSやサブスクのみでの放送となっています。。
しかし、競技人口の多さもあるので、人気再燃のポテンシャルは十分に秘めたスポーツと言えるでしょう。
今回はそのバレーボールの主役であるボールについて、掘り下げていってみたいと思います。
一口にバレーボールと言っても様々な違いがあるので、ぜひ覚えていってくださいね。
バレーボールのボールの種類っていくつあるの?
バレーボールには3つの種類(公認球、検定球、練習球)があります。
- 公認球:日本なら日本バレーボールリーグ機構(Vリーグ)、国際試合なら国際バレーボール連盟といった主催者が公式に認めたボール。主催者のマークが印されています。
- 検定球:色、大きさ、空気圧の基準を満たしているボール。
- 練習球:上記の基準の審査を通らなかったボール。
練習では練習球を使うのか、というと必ずしもそうではありません。
むしろ基準を満たしている検定球の方が、より公認球と同等の品質のため、練習から検定球を用いるのが望ましいのだそうです。
ミカサとモルテンについて
バレーボールを開発・製造している会社は、ミカサやモルテンといった日本企業が有名ですね。
一度はこの両社の作るボールを目にした、手に取ってみた、という方は多いのではないでしょうか。
日本バレーボール協会のオフィシャルゲームボールには、両社のボールが採用されており、Vリーグでは同じくミカサのボールが採用されています。
特にミカサは、国際バレーボール連盟のオフィシャルサプライヤーとしても歴史が長く、1998年に同社製のカラーボールが初採用されて以来、国際大会で使用されています。
両社のボールにはそれぞれ特徴があり、ボールを触った感触やサーブなどを行う時のコントロールのしやすさ、ボールの変化量、吸汗性といった点は、若干の違いがあるとも言われています。
もちろん、この特徴については公式なものではなく、それぞれプレーしてみた方々の経験談によるものです。
なお、ミカサとモルテンはともに広島県広島市で創業された会社です。
ミカサは1917年(増田ゴム工業所として設立、スリッパやゴム草履などを製造販売)、モルテンは1958年の創業ですが、創業者の方々が元ミカサの社員で、そこから独立して立ち上げました。
国内のバレーボールのシェアはミカサとモルテンが大半を占めており、またそれらのほとんどが広島を拠点とするメーカーから供給されていること、両社の関係性も深いことなど、非常に興味深い話ですね。
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バレーボールのボールの大きさは決まっているの?
バレーボールは上記の種類ごとに大きさも決まっています。
- 5号球(周囲65~67cm、直径21cm、重量260~280g):一般、大学、高校用です。
- 4号球(周囲62~64cm、直径20cm、重量240~260g):中学やママさんバレー、その他レクリエーションなどで使用されます。
- 軽量4号球(周囲62~64cm、直径20cm、重量200~220g):小学生用です。
私はバレーボールの経験は体育の授業くらいしかなかったのですが、当時はソフトバレーボールを使っていたこともあって、体験教室で初めて検定球の5号球に触れた時は、大きくは感じなかったものの、「意外と硬い」というのが率直な感想でした。
そして、この検定球の5号球でレシーブをしてみたところ、これが結構痛くて、2時間の教室が終わった後は、両腕ともに手首回りが痣だらけになっていました。
プロ選手たちは、あの硬さのボールを試合中何度も時速100kmを超える速さで受けるわけですから、もはや想像を絶するという感じです。
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バレーボールのボールの値段ってどれくらい?
次に気になるボールのお値段について、5号球を例に見てみましょう。
ミカサの国際バレーボール連盟主催試合で使用される公認球は1万円近い値段をつけています。
検定球ですと5,000~8,000円前後での値段が多く見受けられ、練習球は3,000~5,000円前後となっています。
少年野球で使用する軟式のボールは1ダースを6,000円弱で購入できるところもあるので、ボールの大きさや素材といった違いはあれど、バレーボールは決して安いものではないと言えるでしょう。
どんな球技にも言えることですが、ボールは大切に扱いたいですね^^
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バレーボールのボールについてまとめ
一口にバレーボールと言っても、上記のように様々な種類があり、値段もボールによって差があることがお分かり頂けたかと思います。
バレーボールのトップシェアを誇るミカサとモルテンは、今後も日本のバレーボール界を支える二本柱となることでしょう。
両社が今後どのようなボールを開発していくのか、ゲームに与える影響などの観点から注目してみるのも面白そうですね!