プロ野球やJリーグと同様に、現在シーズン真っ只中のモータースポーツ。
前者二つのスポーツに比べると日本国内での盛り上がり、認知度は正直低いかなというのが正直な感想ですが、今回は皆さんに少しでも興味を持って頂くべく、日本で初めて作られたサーキットでもある三重県鈴鹿市にある鈴鹿サーキットをご紹介していきたいと思います。
F1日本グランプリを開催していることから、名前くらいは聞いたことがあるという方もいらっしゃるかと思います。
私も毎年数回レース観戦で訪れるので、その魅力をお伝えしていきます!
鈴鹿サーキットの座席別の見え方は?
鈴鹿サーキットのコースの全長は1周約5.8kmと、とても広く、座席もその分沢山あるのですが、コースレイアウトとスタンドの位置により、見え方、あるいはレースの見方は変わってきます。
もっとも、初めて鈴鹿やモータースポーツをご覧になる方にとっては、見え方、レースの見方と言っても難しいと思います。
鈴鹿サーキットの公式サイトには、各席からどのような見え方をするのか、コースからの距離感含めてこちらの360度カメラおよび動画で確認することが出来ますので、まずはそこから大体のイメージをつかんで頂くことが良いかなと思います。
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鈴鹿サーキットの座席でおすすめはどこ?
初めて観戦に行かれるのであれば、まずはホームストレート沿いのグランドスタンド(V1、V2席)で観戦することをお勧めします。
レースのスタートシーンからピットでのタイヤ交換作業や給油作業、ゴールシーン、表彰式など、レースの流れを一番把握しやすい席だからです。
V2席後方であれば、屋根もあるので雨でも濡れずに済みます。
また、ホームストレートはサーキットの中でもコース西側にあるストレート区間と並んでマシンの最高速が出るエリアでもあります。
爆音と共に、ストレートを駆け抜けていくマシンの迫力も体感できますよ。
あとは、意外と重要なのが、ホームストレートのグランドスタンドから見える大型ビジョンです。
サーキットのすべての客席に大型ビジョンが設置されてはいません。
そのため、レースの流れ全体を把握するには、目の前のコースを通り過ぎていくマシンを見るだけでなく、併せて大型ビジョンを見られる席がお勧めです。
鈴鹿サーキットのホームストレート沿い、グランドスタンドの向かい側には3台の大型ビジョンが設置されています。
グランドスタンドならどの位置でもご覧になることが出来ますので、まずはレースの流れを見ながら、それと併せて音とスピードを体感してみるのがいいと思います。
下記動画では、座席別の解説をされているので、あわせて参考にしてみてください。
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鈴鹿サーキットに自由席はあるの?
サーキットの各席が自由席になるか指定席になるかは、主催者がチケットを販売する際に決めるため、レースによって異なります。
その中でも、先ほどご紹介したグランドスタンド(V1、V2席)は指定席になることが多いです。
私がよく見に行くレースにスーパーフォーミュラという日本で最も速い4輪のレースがあるのですが、そのレースはグランドスタンド上段のV2が指定席、下段のV1が自由席となっていました。
参考までにチケット代をお伝えすると、国内のレースカテゴリー(スーパーフォーミュラやスーパーGT、スーパー耐久など)ですと、前売りで大人1人あたり5,000~12,000円程度になります。
このチケット代は、金曜日または土曜日の練習走行、予選から日曜日のレースまで2~3日間通しての金額になります。
国内で最も人気があるのはスーパーGTというレースで、鈴鹿だと3~6万人くらいの観客が入ります。
なお、F1日本グランプリはV2席ですと安くて72,000円で、同じV2でも高い席だと100,000円程する席もあります。
金曜から日曜まで3日間通しでの料金ではありますが、文字通り桁違いですね。
それでもチケットは毎年ほぼ売り切れで、レース当日には10万人の観客が入るので、世間の認知度とは裏腹に、それだけモータースポーツに魅せられている方は多いのかもしれません。
国内のレースであれば、いくつかの席は自由席になります。
しかしながら、上記のように大型ビジョンが設置されていないエリアであることも想定されます。
それでも、例えばホームストレートを駆け抜けた後の第1~2コーナーではよく前のマシンを追い抜くシーンを見ることが出来るため、B1、B2といった席を好んで観戦する方もいらっしゃいます。
本当に人それぞれなのですが、実際に現地、サーキットに足を運んでその雰囲気や迫力を体感してみると、「もっとこういう見方がしたい!」と思うようになるでしょう。
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鈴鹿サーキットまとめ
筆者が2019年のスーパーフォーミュラ開幕戦をV1席で観戦していた際、すぐ後ろに座っていた若い女性2人組がこう話していたのを覚えています。
「この音と速さ、迫力はテレビで見ていただけではわからなかったよね!」
恐らく初めてレース観戦にいらしたのかなと思われるのですが、私も含めて初めてモータースポーツを現地観戦するとその迫力に驚くものです。
こうやって実際にサーキットへ行ってみて、どんどんと魅力にはまっていく方々が増えればいいなと、嬉しい気持ちを抱えながらレースを見ていました。
モータースポーツは他のスポーツに比べて色々と予備知識がないといけないイメージがあるかもしれませんが、そういった敷居の高さをまずは取り払ってもらいたいのが私の願いです。
途中の順位がわからなくなってしまっても、上記のように駆け抜けるマシンの音や速さを体感してもらえればと思います。
モータースポーツ、見ればその迫力にハマると思いますので、ぜひお近くにサーキットがあればお出かけになってみてくださいね!