いよいよ、今週末に迫ってきましたMGC。
同日には、そのMGCと同じく国立競技場を発着点とする東京レガシーハーフマラソンが併催されます。
MGCの選手と同じく国立競技場やコースを走ることの出来る、またとない機会でもあるこの大会は、東京オリンピックを機に高まったスポーツや健康への機運をレガシーとして継承し、伝えていこうという趣旨のもとに誕生しました。
主催者は東京マラソンと同じく東京マラソン財団ですあり、東京オリンピック・パラリンピックが開催された翌年の2022年に、パラリンピックのマラソンコースを活用して初開催されました。
今回はこの東京レガシーハーフマラソンについてご紹介していきます!
東京レガシーハーフマラソンのコースや高低差は?
コースは東京パラリンピックのマラソンコースを元に設定されています。
地図はこちらのページを下へスクロールすると見れますよ。
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10/15(日)開催#東京レガシーハーフ マラソン2023まで
あと2週間‼️
\当日は、会場となる国立競技場と大会コース及び周辺道路は混雑が予想されます。
ご迷惑をおかけしますが、皆さまのご協力をお願いいたします。
交通規制の詳細https://t.co/iLfvOaFniD pic.twitter.com/5ayvYtBZhr
— 東京マラソン財団 (@tokyo42195_org) October 1, 2023
コース特徴を紹介すると、まず国立競技場前をスタートした選手たちは、外苑西通り、靖国通りを経て外堀通りへと進んでいきます。
この外堀通りは下り坂で、東京ドームのある水道橋手前・5km付近までこの下りが続きます。
その後は平坦な道が続きます。
白山通りから再び靖国通り、中央通りと進んでいき、東京駅付近にある日本橋北詰で1回目の折り返し。
折り返してからほどなく10㎞地点を迎えます。
折り返し後は中央通り、靖国通りを戻り、再度白山通りに出ます。
白山通りをさらに南下し、皇居の大手門手前で2回目の折り返し。
その後は白山通りを北上し、元来たコースを国立競技場目指して走ります。
前半5km地点まで下りでしたが、同じ道を戻るため、後半は上り坂が待っています。
東京ドームを過ぎて15km地点。
かつて東京国際マラソンのコースとして幾多の選手たちを苦しめた市ヶ谷の上り坂を攻略すれば、残り3kmは平坦になります。
ゴールの国立競技場は目の前。がんばっていきましょう!
なお、高低差は大体30~40m弱といったところです。
また、給水ポイントも複数設けられており、5.2km、9.5km、13.1km、14.7km、18.1km、19.4km地点にあります。
車いすの部
国立競技場を出発地点とする車いすの部は、途中まではハーフマラソンの部と同じコースですが、上野駅近くと日比谷公園の前の2か所で折り返すコースとなり、ゴールは国立競技場ではなく神保町近くの共立女子大学交差点になります。
国立競技場へ戻らない分、終盤に上り坂はなく、平坦なコースになります。
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東京レガシーハーフマラソンに関門はある?
一般道を使用する都合上、どうしても避けられないのが関門です。
東京レガシーハーフマラソン大会では全部で4か所設置されています。
- 7.8km地点:11時03分閉鎖(スタートから1時間13分後)
- 10.3km地点:11時20分閉鎖(スタートから1時間30分後)
- 15.3km地点:11時54分閉鎖(スタートから2時間04分後)
- 19.1km地点:12時20分閉鎖(スタートから2時間30分後)
※スタート時刻は9時50分
東京レガシーハーフマラソン(21.1km)で えぐいと思ったのはゴールの国立競技場の入り口で関門があったこと!
レース終了時間は11:10なんだけど、あとゴールまで497mのところでシャットアウトされるランナーは辛いな~ pic.twitter.com/YvU2G4MLIf— フッ軽Dentist (@Dentistenjoysl1) October 17, 2022
ランナーの皆さんにとって、関門に間に合うかどうかという点は、本当に気になるところだと思います。
参考までに前回2022年大会の完走率を見てみますと、
- 男子:94.2%
- 女子:87.6%
- 全体:93.0%
となっており、男女で若干の差があるものの、他の大会と比べてもやや低めかなと思います。
車いすの部
車いすの部の関門は1か所。
設置場所は8.5kmの須田町交差点で、閉鎖時刻は8時20分になります。
なお、車いすの部はスタートが7時45分のため、35分後に閉鎖されることになります。
ちなみに車いすの前回2022年大会の完走率は男女とも100%です。
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東京レガシーハーフマラソンの出走権は抽選なの?
東京レガシーハーフマラソンの出走権は、
- ONE TOKYOプレミアムメンバーエントリー(1,200人)
- 都民エントリー(500人)
- 一般エントリー(10,970人)
で、それぞれ定員を超える参加申し込みがあると抽選になります。
また、以下のように、それ以外のエントリー方法もあります。
- 準エリート(200人)
【国内の競技者】
・2023年度日本陸上競技連盟登録競技者である者。
・2021年5月1日~2023年4月30日までの公認記録で下記参加基準に達する者。
男子:ハーフマラソン1時間20分00秒以内
女子:ハーフマラソン1時間40分00秒以内
【海外の競技者】
・2021年5月1日~2023年4月30日までのワールドアスレティックス ラベルロードレース公式記録で下記参加基準に達する者。
男子:ハーフマラソン1時間20分00秒以内
女子:ハーフマラソン1時間40分00秒以内
こちらは定員を上回る申し込みがあった際、記録上位者から順にエントリーされます。
この他にも、エリートの部(100人)、パラアスリートの部(30人)の枠があり、こちらは国内外の招待競技者、別途基準を突破した選手が選ばれます。
なお、チャリティーランナー(2,000人)に抽選はありません。
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東京レガシーハーフマラソンまとめ
東京レガシーハーフマラソンの参加条件について、
- 一般の部:2時間30分以内に完走可能な者
- 車いすの部:1時間15分以内に完走可能な者
との記載が募集要項にありますので、日常からある程度身体を動かしている方でないと、途中関門で止められてしまうことも考えられます。
1kmあたり6分と少しで走れないと、2時間30分はかかってしまうので、若干ハードルが高めかもしれません。
しかし、都心を走るとなると、交通規制の都合上、やむを得ないのかもしれませんね。
ロードレースの大会の開催は、警察をはじめ関係各所の許可がないと成り立ちません。
オリンピックのレガシーを残そうと尽力された方々の気持ちを考えると、本当にありがたいことだなと実感します。
また、何もこの大会に出ることだけがレガシーの継承となるわけではありませんので、皆さんがスポーツや健康に関心をお持ちになったら、少しずつ無理せず体を動かしてみるのも良いと思います。
そういう機運が高まること、日々の生活に運動を取り入れること、それこそがオリンピックのレガシーを継承することと言えるでしょう。