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富士山女子駅伝はいつから始まった?歴史は?箱根駅伝みたいなもの? 

富士山女子予想 スポーツ

年末の大トリを飾るのが全日本大学女子選抜駅伝競走大会(富士山女子駅伝)です。

舞台となるのは静岡県富士市、富士宮市で、コロナ禍前までは10万人を超える観衆が沿道で応援をしていたという、両市や静岡県にとっても大切な駅伝大会になりつつあります。

出場する各大学にとっても、10月の全日本大学女子駅伝(杜の都駅伝)と併せて、学生女子駅伝の二大タイトルとなる大会であるとともに、4年生にとっては大学生活最後の学生駅伝となるため、とても重要な位置づけとなる大会です。

今回は、この富士山女子駅伝の歴史や概要について、ご案内していきたいと思います。

 

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富士山女子駅伝はいつから始まった?

2023年で18回目を迎える本大会ですが、「富士山女子駅伝」の略称が使われるようになったのは、2013年の第8回大会で、コースが現在の静岡県富士市、富士宮市へと移ってからになります。

現在は、「富士山女子駅伝」としての開催を第1回と数える傾向にあり、同大会の公式ホームページでも2013年大会を第1回とし、今回で11回大会という数え方になっています。

 

なお、富士市、富士宮市開催となるまでは、特に別称はなく開催されていました。

「富士山女子駅伝」となるまでには若干の紆余曲折があります。

詳しくは次の項でみていきましょう。

 

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富士山女子駅伝の歴史について知りたい

全日本大学女子選抜駅伝競走大会は上記の通り、2023年で18回の開催と、歴史はそれほど古くはありません。

 

2004年に第1回が開催され、埼玉県庁前をスタートし、上尾陸上競技場をゴールとする6区間、全長30.00kmのコースで行われました。

開催時期は現在の富士山女子駅伝とは異なり、2月でした。

 

2006年の第3回大会までは、上記の埼玉のコースで行われていましたが、第4回大会からは舞台を茨城県つくば市へと移しました。

ここでも同じく6区間で、全長は30.67kmでした。

当時は、テレビ東京と日本学生陸上競技連合が主催を務めていましたが、2010年の第8回大会を迎える前にテレビ東京が主催を離脱、大会スポンサーも見つけることが出来なかったことから、同大会は休会となってしまいました。

 

そこから3年経過した2013年、富士山が世界文化遺産に登録されたことを記念して、現在の富士市、富士宮市のコースで大会が復活開催されることになり、同時に「富士山女子駅伝」は正式略称として用いられるようになりました。

また、大会特別協賛にスズキが、後援にはフジテレビジョンや産経新聞社などがついて、近年ではテレビ中継も、フジテレビ系列(テレビ静岡)の全国放送で行われるようになりました。

開催時期も、それまでの2月から12月末の年末へと移り、区間も6区間から7区間、距離も43.4kmへと変更になりました。

2016年にも一度コース変更がありましたが、2017年からは43.4kmのコースとなり、現在へ至るというわけです。


ちなみに、富士山女子駅伝に出場する資格は、10月に行われた全日本大学女子駅伝の上位12チームと、5000m7名分の合計タイムの上位10チーム(当該年度の4月1日~12月3日の期間に出した記録)、全国8つの地区学生陸上競技連盟から選手選抜された全日本大学選抜チーム1チーム、静岡県内の中学校・高校を卒業した選手、または静岡県内の大学・大学院に在学する選手で編成された静岡県学生選抜チーム1チーム、合計24チームに与えられます。

 

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富士山女子駅伝は女子の箱根駅伝のようなものなの?

富士山女子駅伝のコースはアンカーの7区(8.3km)に強烈な上り坂が控えています。

3km地点から上りが始まり、4.6kmの間に169m、ビル50階分相当の高さを上ります。

こうしたコース設定や、「男子は箱根、女子は富士山」といったキャッチコピーもあることから、富士山女子駅伝はどこかに箱根駅伝を意識した大会となっているかもしれません。

 

箱根駅伝のテレビ中継でも、富士山を捉えた映像が毎年必ず流れますよね。

山上りに挑む選手たち、駅伝の象徴でもあるタスキ、それを見守っているかのような富士山のたたずまい。

これらが駅伝の持つイメージに合致するのでしょう。

 

上記の通り、歴史がまだ浅い駅伝ということもあり、こうしたイメージを前面に出すことで、ファンの獲得、地元富士市、富士宮市の盛り上がりを期待する、結び付けることは、存続のために人気・知名度を得るためにも、結構重要なことなのかもしれませんね。

もっとも、日本学生陸上競技連合をはじめとした主催者側では、公式にそのような情報は出していませんので、あくまでこれは個人的な推測です。

 

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富士山女子駅伝の歴史まとめ

一度は休会に追い込まれた全日本大学女子選抜駅伝ですが、こうして復活を遂げることが出来たのは、富士市、富士宮市をはじめとした静岡県や、警察をはじめとした関係者や、ファンの方々による支援・応援があったからこそでしょう。

 

筆者が学生の頃は、高校生の有力ランナーは実業団に進むケースが多かったのですが、近年は大学へ進学して競技を続ける選手も増えて、女子の学生陸上競技界のレベルも上がってきています。

それと並行して注目度も高まってきており、そんな中での「富士山女子駅伝」としての大会復活。

 

一つの大会を企画、運営することは並大抵のことではないと思いますが、今後も地域の方々に愛される、応援されるような駅伝へと歴史を紡いでいってほしいです。

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