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大阪国際女子マラソン2024の予想と注目選手!出場資格についても

大阪国際女子マラソン予想
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MGCファイナルチャレンジの1つ、大阪国際女子マラソンが1月28日(日)に開催されます。

パリオリンピック日本代表は3名であり、代表になるには、まず昨年10月に行われたMGCで2位以内に入ることが条件です。

現時点で、鈴木優花選手(第一生命)と、一山麻緒選手(資生堂)が内定しており、残り1名は、MGCファイナルチャレンジとなる大阪国際女子マラソン、3月の名古屋ウィメンズマラソン、いずれかのレースで設定記録を突破した最上位の選手となります。

MGCファイナルチャレンジで上記設定記録を突破する選手がいなかった場合は、MGC3位の細田あい選手(エディオン)が日本代表に内定します。

今回はその代表選考レースとなる大阪国際女子マラソンの予想や注目選手についてご紹介していきます!

 

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目次

大阪国際女子マラソン2024の予想

パリオリンピックの日本代表となるためには、設定記録2時間21分41秒を突破しなければなりません

そのため、レースはペースメーカー先導でハイペースとなることは間違いないでしょう

 

ペースメーカーは1月23日時点で7名起用される予定で、人によって走る距離は異なることも考えられますが、30kmまでは先導することになるでしょう。

ペースは1kmあたり3分20秒くらい、5kmにして16分40秒くらいで進むと思われます

3分20秒ペースで全て走り通した場合、ゴールタイムは2時間20分39秒となります。

1kmあたり1秒遅いと2時間21分21秒。最低でも3分21秒で押し通す力が求められます

 

ペースメーカーは外国人選手が起用されることが多いのですが、今回はマラソンで日本歴代2位の記録を持つ新谷仁美選手(積水化学)、木村友香選手(積水化学)と、日本人選手も名を連ねています。

一般的に言われていることではありますが、日本人選手はタイムを順守して走ることを得意としている傾向にあるため(設定タイムを守らせる練習が多いのかもしれませんね)、より安定したペースで記録を狙ってもらおうという主催者の意図が感じられます。

選手としても「新谷選手が引っ張ってくれるなら」という安心感もあるかもしれません。

まずは30kmまで引っ張ってもらって、残りの12.195km、ハイペースを維持しつつどう戦うか、が注目です。

先頭集団の中でいかに余力を持ってついていくか、がポイントになります。

前に出たり後ろに下がったり、といった動きを極力少なく、目立たないことが大事です。

 

また、いつもはペースメーカーが離脱した後、勝負への駆け引きが始まり、ペースが落ちることも多々あるのですが、今回は牽制しあう時間はないので、とにかく1km3分20秒のペースで押し通すしかありません。

もし競った状態でレースが進んだ場合でも、勝負を意識するのは40km地点くらいになるかもしれませんね

最終的にはトップを取って設定記録を突破することはもちろん、名古屋ウィメンズマラソンもまだ控えているため、少しでも速いタイムで走りたいところです。

 

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大阪国際女子マラソン2024の注目選手

上記の通り、ハイペースでのレースとなるため、自ずとそのペースについていける、対応出来る選手というのは限られてくると思います。

今回はその中から注目選手を挙げてみたいと思います。

 

松田瑞生選手(ダイハツ)

大阪国際女子マラソン3回出走し、すべて勝利を挙げている、まさに大阪国際女子マラソンの顔とも言うべき存在です。

ご自身も大阪のご出身ということもあり、この大阪から世界の舞台へ羽ばたくことを強く意識しての出場だと思います。

 

昨年は故障の影響もあり、世界選手権13位、MGCは欠場を余儀なくされましたが、故障が癒えていれば、その実力は誰もが認める所です。

自己記録も2時間20分52秒と今回のMGCファイナルチャレンジの設定記録を上回る記録を持っています。

万全な状態ならハイペースで押すことも、自ら仕掛けることも出来る選手。

故障の影響がないことを祈ります。

11月のクイーンズ駅伝(全日本実業団対抗女子駅伝)では、10㎞の5区区間3位と復調した走りを見せており、そこから状態が上がっていれば楽しみです。

 

前回の東京五輪でも、大阪国際女子マラソンを走り、あと一歩のところで代表を逃しているだけに、今回も同様のシチュエーション、心中期するものがあるでしょう。

また、練習方法を従来のものから「ガラッと変えた」とのことで、その成果が出るかも注目です!

 

佐藤早也伽選手(積水化学)

こちらも昨年の世界選手権マラソン日本代表の佐藤選手。

結果は20位とご本人も納得できる結果ではなかったようですし、MGCもコンディション不良のため欠場しましたが、11月のクイーンズ駅伝では3区で廣中選手(日本郵政)と競り合い、首位を奪取する快走を見せました。

その後はレースに出ていませんが、おそらくはこの大阪国際女子マラソンへ向けてじっくり練習を積んでいるものと思われます。

トラックや駅伝で見せるスピードが魅力の選手。

30km以降、松田選手と共に先頭についていくことが出来ていれば、どこかでスパートを仕掛けることも出来るかもしれません。

 

前田穂南選手(天満屋)

昨年10月のMGCでは7位となり、代表を勝ち取ることが出来なかった前田選手。

東京オリンピックに続けて2大会連続の代表を狙うべく、大阪国際女子マラソンにエントリーしてきました。

 

直近の大会では昨年11月のクイーンズ駅伝で、10㎞の5区で松田瑞生選手と同タイムの区間3位と、復調している様子がうかがえます。

前田選手もクイーンズ駅伝以降はレースには出場しておらず、大阪国際女子マラソンへ向けて練習を積んでいるものと思われます。

 

東京オリンピック以降は故障で苦しんだ期間が長いように見受けられますが、昨年3月の名古屋ウィメンズマラソンでは自己ベストも出しており、持てる力を徐々に発揮できるようになってきたとも言えるかもしれません。

MGC出場から約3か月半、比較的短めのインターバルで大阪国際女子マラソンへ出場することになるため、MGCでの疲労やダメージといった影響がどれくらいあるか、若干気になるところですが、調整をうまく出来れば松田選手、佐藤選手ともいい勝負が出来ると見ています。

 

その他日本人選手では、MGC5位の天満屋の松下菜摘選手、初マラソンで昨年のアジアハーフマラソン選手権優勝のワコール・柳谷日菜選手も、レースの流れにうまく乗ることが出来れば、面白い存在になると思います。

 

海外招待選手

日本人選手によるパリオリンピック出場権獲得レースにフォーカスされがちですが、やはり海外招待選手にも勝って、速いだけではなく強い選手と印象付けることも大事かなと思います。

 

今回海外招待選手は少ないのですが、ウォルケネシュ・エデサ選手(エチオピア)はこれまでに2時間20分切りを2回、20分台を3回マーク、ハイレベルな記録で安定している実力者です。

 

同じくエチオピアのシセイ・メセレット・ゴラ選手は、前回大会で2位となっている選手。

経験のあるコースを走るだけに侮れない選手です。

 

ウガンダのステラ・チェサン選手は、昨年ハンブルグで初マラソンを走り、ウガンダ新記録の2時間20分23秒をマーク。

10000mでもウガンダ記録を持つチェサン選手、今回の大阪国際女子マラソンが2度目のマラソンとなります。

 

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大阪国際女子マラソンの参加資格

大阪国際女子マラソンには、参加資格記録が設けられています。

この記録を突破することで、大会当日19歳以上となる方であれば、いわゆる市民ランナーも出場することが可能です。

資格記録は以下の通りで、日本国内で行われるマラソンでは最もレベルが高いレースです。

イ.マラソン:3時間07分以内
ロ.30km:2時間08分以内
ハ.ハーフマラソン:1時間25分以内
ニ.10000m、10km:36分以内
ホ.日本陸上競技連盟が推薦する女性競技者

 

大阪国際女子マラソンは、いわゆるエリートレースとしても有名です。

今は市民参加型の大規模マラソンが主流になりつつありますが、数十年前は男女とも国内のマラソンでは、このような参加資格記録の高いマラソンがいくつかありました(男子:福岡国際・東京国際・びわ湖、女子:東京国際女子・名古屋国際など)。

そして、それらの大会に出場することが出来ることが一つの市民ランナーのステータスであり、憧れ、目標となっていたという方も多かったと思います。

 

今でも大阪国際女子マラソンは、女性市民ランナー憧れの大会として存続しています。

一般参加選手は「スーパー一般ランナー」とも呼ばれるこの大会、市民ランナーの挑戦を促す意味でも、貴重な大会と言えます。

 

なお、流石にレベルの高い大会だけあって、レース途中の関門のタイムも市民参加型マラソンに比べると格段に速いです。

  • 第1収容関門:5.0km(昭和町5丁目1)→ 12時38分(スタートから23分)
  • 第2収容関門:20.0km(玉造交差点北)→ 13時45分(スタートから1時間30分)
  • 第3収容関門:30.0km(森ノ宮交差点南)→ 14時30分(スタートから2時間15分)
  • 第4収容関門:38.0km(北田辺6交差点西)→ 15時08分(スタートから2時間48分)

憧れの大会に出るだけでも大変ですが、完走するのもなかなか大変かもしれませんね。

逆に捉えれば、関門を通過していれば、選手の方々の自己ベスト次第ではありますが、かなり速いタイムで走ることも出来るかもしれません。

 

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大阪国際女子マラソン2024まとめ

今回の大会は、MGCファイナルチャレンジを兼ねていることから、いやが上にも例年よりタイムが重視される大会となります。

上記の通り、ハイペースでの高速サバイバルレースになることは必至です。

オリンピックの代表を懸けて、怖がらずに先頭に付いて行けるか。

その覚悟が決まっている選手がどれだけいるか、注目です。

 

レースは1月28日日曜日12時15分スタート。

この記事を書いている時点では、同日の天気予報は曇り時々晴れで、最高気温11℃、降水確率も10%と低く、コンディションは風が吹かなければ良さそうです。

当日はカンテレ・フジテレビ系で全国ネット生中継もありますので、白熱のパリオリンピック代表選考レースを楽しみましょう!

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