駅伝シーズンの締めくくりとも言える毎年1月の第3または第4日曜日に開催される、天皇盃全国都道府県対抗男子駅伝競走大会こと「全国男子駅伝」が、広島・平和記念公園を発着地として全7区で行われます。
新型コロナウイルスの影響で2021年・2022年と2年連続で中止となり、待ちに待った3年ぶりの開催。
先の「箱根駅伝」を制し学生駅伝3冠を達成した駒沢大学からも、10人がエントリーして大会前から注目を集めています。
今回は、大会前に過去の記録や予想などを見て、気分を盛り上げていきましょう!
都道府県対抗男子駅伝の優勝候補はどこ?
まず、気になるのが2023年の優勝候補チームですよね!
やっぱり自分の出身地であったり、住んでいる都道府県が優勝して欲しいもの。
正式オーダー提出が1月21日と大会前日なので、ギリギリまでどの選手が出るかわからない状態ではありますが、個人的には長野県が優勝候補と予想しています。
長野県は優勝回数も群を抜いての8回最多を誇っており、次いで兵庫県(5回)、福岡県(3回)、愛知・埼玉(2回)となっていることから、安定した強さがあることがわかります。
優勝候補筆頭はなんと言っても長野です。2004年に今大会を初めて制して以来、20年弱で8度の優勝を果たし、黄金時代を築きました。5000㍍の高校歴代1位の記録を持つ佐久長聖高の吉岡大翔や立教大の上野裕一郎監督がエントリーしており、話題性も十分です。トラックや駅伝で活躍するランナーをそろえており、実力はトップクラス。5度の優勝を誇る兵庫や強豪埼玉も強敵には違いありませんが、2020年の前回大会の覇者の長野が実力を見せつけて、今年もトップでゴールのテープを切ると見ました。
また、長野県といえば、男子高校駅伝常連校である佐久長聖があるところなので、全7区間のうち3区間を高校生選手が占める本大会では、強豪校のある都道府県は選手層も厚く、必然的に優勝の可能性が高いのでは?と思っています。
特に期待しているのが、順天堂大学への進学が決まっている吉岡大翔選手です。
超高校級の彼が高校時代最後の駅伝で、どのようなインパクトを残すのか、ぜひ見たいですね!
また、日本一速い監督こと、立教大学の上野裕一郎監督も佐久長聖出身で、過去には長野県の優勝に貢献されていることもあり、強力な助っ人になりそうです。
【天皇杯第25回全国都道府県対抗男子駅伝競走大会 長野県優勝 】
3年振り8度目の優勝
2時間17分11秒
このタイムは大会新記録
沿道の観客動員数29.5万人も過去最大となりました。6区区間賞の吉岡君の8分22秒も大会新記録となりました。
令和初の天皇杯は、新記録づくしとなりました。#都道府県駅伝 pic.twitter.com/fpdPEAZKc5— 佐久市長 柳田清二 (@Seiji_Ya) January 19, 2020
次いで、優勝候補を挙げるなら兵庫県でしょうか。
二番目の最多優勝チームであり、今年は力のある中高生が揃っている点に注目です。
まず、中学生区間が強力で、全日本中学の3000mで入賞している平岡中学の新妻遼己・昂己選手の兄弟が出走すると思われますが、全日本中学の入賞者を二人擁するチームが少ないので、かなりのアドバンテージがあります。後半の中学生区間の6区で大きな差をつけれるはずです。
さらに、高校生も戦力充実で、順当にいけば、全国高校駅伝1区区間賞の長嶋幸宝選手、4区区間6位の新妻玲旺選手の西脇工業勢と、報徳学園の前田和摩選手が出走すると思います。
最長の1区は長嶋選手だと思いますが、13分30秒台の走力を持ちますし、インターハイや国体で入賞しており大舞台に慣れていますし、1区の経験も豊富で大崩しないので、区間上位で来ると思います。報徳の前田選手も13分台ランナーで、昨年インターハイ5000m日本人トップの4位入賞を果たしており、駅伝でも10km区間を28分台で走った実績があり、ロードにも強いので期待できます。
大学生・社会人区間は、西川雄一朗選手(住友電工)・藤本珠輝選手(日体大)・目片将大選手(青学大)が登録されているので、中高生区間で上手く流れに乗れば優勝も見えてくると思います。
さぁ、2年ブランクがある都道府県対抗男子駅伝ですが、長野県が連覇を目指してくるのか、それとも隙のない布陣を組んだ兵庫県が攻めてくるのか!?はたまた・・・( ̄ー ̄)
こちらの記事では、更に詳しく各チームの戦力分析をしていますんで、あわせて読んでみてください。
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都道府県対抗男子駅伝の区間記録は?
次に、歴代の区間記録も見ていきましょう!
第5回から現行のコースとなっているので、第5回以降の区間賞をご紹介します。(参照元:Wikipedia)
- 第1区(7.0km)広島平和記念公園前〜広島電鉄井口駅東
吉居大和(宮城):19分46秒 - 第2区(3.0km)広島電鉄井口駅東〜海老園交差点
石田洸介(福岡):8分14秒 - 第3区(8.5km)海老園交差点〜宮島口ロータリー
大森輝和(高知):23分26秒 - 第4区(5.0km)宮島口ロータリー〜JR阿品駅南
秋山雄飛(兵庫)・唐澤拓海(埼玉):14分07秒 - 第5区(8.5km)JR阿品駅南〜広島工業大学高校前
村澤明伸(長野)・松山和希(福島):23分55秒 - 第6区(3.0km)広島工業大学高校前〜草津橋
吉岡大翔(長野):8分22秒 - 第7区(13.0km)草津橋〜広島平和記念公園前
大島健太(高知):37分09秒
全7区間のうち、1区・4区・5区は高校生選手が、2区と6区は中学生選手の区間と決まっているので、戦力となる大学生や実業団の選手は2区間しか配置できないという、なんとも戦略が試されるルールとなっています!
でも、どんな金の卵が登場するかわからない、予測不能なレースが楽しめそうですね。
明日1/19(日)は全国都道府県対抗男子駅伝競走大会が広島で開催されるんよ。1996年から数えて今年で25回目なんと。中学生・高校生・大学生・社会人が7区間48.0kmをたすきリレーでつなぐ…。どきどきするよねぇ。12:30にスタートするけえ、応援しよ。(交通規制があるけん、ご注意を~)#広島 #駅伝 pic.twitter.com/VbXUSsRHnX
— 広島県 (@hiroshima_pref) January 18, 2020
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都道府県対抗男子駅伝の放送はある?
最後に、都道府県対抗男子駅伝の放送予定についてお伝えします。
テレビ中継はNHKで放送されます!
NHK総合テレビとNHKワールド・プレミアムにて放送なので、チャンネルをお間違いなく。
放送時間は2023年1月22日(日)12:15〜15:10です。
号砲は12:30なので、少し早めからの番組開始なんですね。予約される方はご注意を。
ラジオ中継は、中国放送をキーステーションにJRN系列全国38局ネットで放送されます。
放送時間は2023年1月22日(日)12:15〜15:15です。
NHKラジオでの放送はないので、こちらも注意してください。
ネットは、NHKプラスでライブ配信されます。
NHKプラスは、有料配信のNHKオンデマンドとは異なるサービスで、受信契約をしていれば無料で視聴可能です。
放送終了後1週間は見逃し配信をしてくれるので、リアルタイムで観戦できない方にオススメです!
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都道府県対抗男子駅伝まとめ
2年ぶりの開催となる都道府県対抗男子駅伝!本当に楽しみです。
チームの顔ぶれも前回開催から、かなり変わっているかと思うので、どこが優勝するのか本当のところ予想するのは難しいんですよね。
ただ、どのチームも最後まで怪我なく無事に襷が繋がることを願っています。
早く以前のように沿道で声援を送れるようになってほしいですね^^