今年の駅伝シーズンも大盛り上がりですね!
学生駅伝も注目ですが、実業団選手による駅伝も、毎回ハラハラドキドキします。
そんな学生も実業団選手も混ざった駅伝が近々行われるのをご存知ですか?
それが「東日本女子駅伝」です。
1月に行われる「都道府県対抗女子駅伝」の前哨戦とも言われ、中学生~実業団選手まで幅広い世代が襷を繋ぎます。
今回は、東日本女子駅伝の優勝予想や、歴代区間記録、そしてライブ配信情報などをまとめてみました。
東日本女子駅伝2023予想!
現時点(11月6日)では区間エントリーはまだ行われていませんが、チームエントリーメンバーを見る限り、優勝争いに絡んできそうなチームは、東京、神奈川、千葉、埼玉、宮城といったあたりと見ています。
最初の重要区間となる1区6km、ここに各チームともエース級の選手を投入してくると思われます。
駅伝のセオリーは先手必勝です。リードを奪って流れに乗りたいところ。
出遅れ厳禁。駅伝は後手に回ると難しくなるのです。
前半の2区間でどのチームも流れをつかみたいところです。
3区3kmと短いですが、ここを繋いで4区の中学生区間。
中学生ばかりはどのレベルの選手が毎年育ってくるかは、各都道県によって異なるため、読めない部分が大きいと思いますが、5区以降の後半区間にうまく繋げられると良いですね。
5区は3番目に距離の長い5.0875km。
一般の選手ではなく高校生をぶつけてくるチームもあると思いますが、優勝争いをするには、5区以降で先頭が見える位置にいることが重要になってきます。
6区、7区は4km。
ここをトップならどれだけ安定して走れるか、先頭を追うチームはどのくらいの差でキープできるかがカギになります。
そして8区の中学生区間を経て9区は最長の10㎞。
最近では、東京チームで出場した新谷仁美選手(積水化学)が大活躍したシーンが印象深いですが、各チームとも1区と共にこの区間にエースを投入してきます。
以上の区間構成と各チームのメンバーを見てみると、今年は新谷選手クラスの大砲を抱えるチームは少ないように見えます。
圧倒的ゲームチェンジャーの存在はないかもしれませんが、そうなると平均して力のあるチームが優勝争いをすると予想します。
個人的には、一般メンバーでしまむら所属の山之内選手、菊池選手を擁する埼玉が強力ではないかと見ています。
また、名城大学の米澤選手に加えて、仙台育英高校の選手をずらっとエントリーした宮城県、安定した戦力を持つ千葉、東京、神奈川あたりが有力と見ています。
注目選手についてはこちらでも紹介しています。
スポンサーリンク
東日本女子駅伝の区間記録は?
では、次に東日本女子駅伝の歴代区間記録を見ていきましょう。
最近だと上述の通り新谷選手の9区で出した30分52秒がインパクト強いですね。
個人的には3区の高橋千恵美選手の名前が懐かしいです。私が学生時代に活躍された選手でした。
- 第1区(6.0km)18:44 岡本春美(ヤマダホールディングス/群馬/2022年)
- 第2区(4.0km)12:41 高山典子(相洋高/神奈川/2003年)
- 第3区(3.0km)9:44 高橋千恵美(日本ケミコン/宮城/1995年)
- 第4区(3.0km)9:10 小林由佳(中村中/栃木/2010年)
- 第5区(5.0875km)16:02 杉原加代(パナソニック/神奈川/2005年)
- 第6区(4.1075km)12:44 内藤早紀子(市立船橋高/千葉/2011年)
- 第7区(4.0km)12:36 西山未奈美(白鵬女子高/神奈川/2017年)
- 第8区(3.0km)9:08 林英麻(富士見中/群馬/2013年)
- 第9区(10.0km)30:52 新谷仁美(NIKE TOKYO TC/東京/2019年)
驚いたのが、90年代の記録が未だに破られていない区間があるということ!
シューズやフォームの改善で、記録の更新頻度も上がっている気がしたのですが、本大会は違うのですね。
このような何十年も破られていない記録ですと、区間新を出す選手が出てきた時には、かなり盛り上がりそうですね!
あと、お気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、4区と8区は中学生指定区間となっているので、この区間の記録を破れるのは中学生のみとなっています。
スポンサーリンク
東日本女子駅伝のライブはある?
東日本女子駅伝のライブ放送は、フジテレビ系列ほか東日本12局で11月12日(日)12:00~中継があります!
ただし、「一部地域を除く」となっているので、西日本エリアは無理じゃん…とガッカリするところですが、ご安心を。
ちゃんと、福島テレビ公式YouTubeチャンネルでライブ配信もあります!(こちら)
なかなかローカルな大会って、全国区で放送してくれませんからね…ネットでライブ配信が見れるのが当たり前な時代になって本当良かったなぁ~と思いますね。
スポンサーリンク
東日本女子駅伝2023予想まとめ
東日本女子駅伝は、若い選手の育成を掲げて創設された大会なので、中学生や高校生、大学生、若手の実業団選手が多く起用されることが一つの特徴でもあります。
もちろん、新谷選手のように日本を代表するクラスの選手が走ることもあり、そういった選手を間近でチームメイトとして見る、接する、タスキを繋ぐ経験が、若い選手たちにとってはとても大事なことだと思います。
「憧れのお姉さん」たちから得る物は大きいでしょう。
特に中・高校生はこの駅伝が初めての都道県代表メンバー入りとなるケースも多く、期待と緊張が交錯していると思いますが、そんな時に心の支えになるのが地元の大先輩となる選手たちの存在だと思います。
今大会は勝負の行方もさることながら、新たなヒロイン、新たな選手の出現、活躍に期待してみるとより楽しめると思います。
選手の皆さんにはぜひ臆することなく、フレッシュな快走を期待したいと思います!