秋が深まって冬が近づいて来ると、毎週末のように各地でマラソン大会が開かれますね。
休日の昼間にテレビをつければ、何かしらレース中継が放送されていて、陸上ファンには一年で最も忙しく楽しいシーズンです。
鍛え抜かれた無駄のない体で走るランナーはまるで芸術作品のよう。
そんなマラソン選手たちって、一体どれくらいの速さで走っているのでしょう?
そして、あれだけの速さを出すために、体重や体脂肪はどれくらい絞っているのか?
心拍数は我々一般人とはどれくらい違うものなのか?
見ていて気になることがたくさん出てきたので、今回は男子マラソン選手に絞って調べてみました。
マラソン選手の時速はどれくらいなの?
トップランナーの男子はおよそ20km/hで走っています。つまり、キロ3分ペースですね。
もっとわかりやすくすると、小学校の時に測る50m走に換算すると、およそ9秒台で走っていることになります。
それを42.195km(約2時間)続けるわけですから、尋常じゃないスタミナと精神力であることがわかりますね。
さらに、ママチャリの平均時速が15km/hと言われているので、それよりも速いわけです。
ママチャリでトップランナーと同じ20km/hを出そうと思うと、かなり頑張って漕ぐ必要があるわけで、それを2時間キープできるかと言われると、まぁ無理ですよね^^;
どうでしょう?マラソン選手のすごさ…わかりましたか?
ちなみに、鈴木健吾選手がフルマラソン日本記録を更新した時の速さは、20.26km/h(キロ2分57秒)で、世界記録保持者のキプチョゲ選手が、2時間切りを果たした非公認レース時の速さは21.18km/h(キロ2分50秒)になります。
キプチョゲ選手は異次元すぎますね…彼のすごいところは、いつも走り終わった後、コース上に倒れ込んだり、苦しそうにしたりせず、むしろまだ余力がありそうな顔をされているところですよね。
マラソン選手としては、年齢が高い方には入りますが、まだまだ記録を塗り替えてくれそうな予感がします!
Today we went to the Moon and came back to earth! I am at a loss for words for all the support I have received from all over the world.
Thank you to all who gave me the opportunity. Asante. pic.twitter.com/0HTVBjB6YY
— Eliud Kipchoge – EGH🇰🇪 (@EliudKipchoge) October 12, 2019
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マラソン選手の体重や体脂肪はどれくらい?
マラソン選手の体重は軽ければ軽いほど有利とされています。
横浜市スポーツ医療科学センターのデータによると、20〜30代の日本人男性トップランナーの平均体重は55.6kg、平均体脂肪率は9.4%、平均BMIは18.7と言われています。
肥満度を表すBMIの計算式は、体重(kg) ÷ [身長(m) x 身長(m)]で、18.5〜25未満が標準値であり、18.5未満は痩せ型とされていますので、やはりトップレベルで活躍するためには、これくらいの痩せ型である方が有利であることはよくわかりますね。
痩せ型と言えども、下の大迫選手の写真を見て頂くとわかる通り、ユニフォームの下はかなり筋肉質であることがわかるかと思います。
徹底的に無駄を省いたらこんな体になれるんですかねー?美しい!
よきワークアウト! pic.twitter.com/HeqDsPjEV7
— suguru osako (大迫傑) (@sugurusako) August 3, 2019
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マラソン選手の心拍数はどれくらい?寿命に影響する?
マラソン選手の心拍数は、安静時は1分間に30〜40回と言われています。
一般人の安静時は60〜100回ですので、かなり少ないことがわかるかと思います。
それだけ、マラソン選手は少ない心拍数で多くの血液(=酸素)を全身に送ることができるということですね。
動物は一生で心臓が動く回数が決まっていると言われていて、ネズミは拍動が速いため寿命が短く、ゾウは遅いため寿命が長い、なんて話を聞いたことはありませんか?
そのため、「マラソン選手など激しいスポーツをする人は短命なのでは?」なんて話もよく聞きます。
確かにレース中は、我々の通常時に比べると何倍も心拍数が多くなると思いますが、それ以外の日常生活などでは、むしろ我々よりも心拍数が少なく済んでいるので、結局とんとんなのでは?という気もします。
結局のところ、未だに諸説あって、「こう!」という結論は出ていないんですよね。
それよりも、逆に全く運動をしない人の方が、寿命が短くなるリスクが高いと言われていますので、マラソン選手ほどではなくても、ウォーキングなど適度な運動を日常に取り入れていきたいですね。
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マラソン選手についてまとめ
男子マラソン選手について、色々調べてみました。
やっぱりアスリートは、数値だけ見ても、一般人とは圧倒的に違いますね。
日常生活から管理されているので、当然と言えば当然なのですが、それを貫き通せるストイックさが、さすがプロ!といった感じです。
数値化できないメンタル面というのも、アスリートは並外れてるなと感じます。
今度からマラソンのレースを見る時は、上記情報を思い出しならがら見てみると、また違った面白さがあるかもですよ。