お正月の風物詩と言えば、お雑煮、おせちと続いて、箱根駅伝!ですよね。
毎年、最初から最後まで欠かさず見るという人もいれば、なんとなく居間で流れている映像をおせちをつつきながら見ているという人もいるでしょう。
特に後者の方は、見ていると「え?なんで?」「これはどういうこと?」という疑問がたくさんあるはず。
今日はその中でも、周りでよく耳にする「箱根駅伝に関西の大学は出ないのか?」という疑問について解説していきたいと思います!
また、関東の方にはあまり信じてもらえない、関西における箱根駅伝事情も、関西人の筆者がお伝えしていきますよー。
箱根駅伝に関西の大学は出ないの?
箱根駅伝は原則、関西の大学は出ることができません。
関東学生陸上競技連盟に加盟している大学しか参加できないのです。
具体的にいうと、東京・神奈川・千葉・埼玉・茨城・栃木・群馬・山梨の大学のみが対象となります。
これだけ大々的に行われる大会にも関わらず、実は箱根駅伝ってローカル大会なんですねー。
それにも関わらず、一種のお祭りのような盛り上がりを見せるのは、日テレのドラマチックな演出がかなり貢献していそうです。
三大駅伝でも、出雲駅伝と全日本大学駅伝は、他の地区からも出場することができるので、箱根駅伝もそうなのでは?と思ってしまう人が必然的に多くなってしまうのも、わかる気がします。
結局、三冠を取れるのは関東の大学のみに絞られてしまうので、他地区の選手のモチベーション維持もなかなか難しそうです。
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箱根駅伝の出場資格は関西にはないの?
2024年開催の第100回記念大会では、関西を含めた他地区の大学も参加を認めるという特別ルールが適用されます。
以前から、学生駅伝の頂点とも言える箱根駅伝には、関東の大学しか出られないというルールにより、関東の大学にばかり強い選手が集まってしまい、他地区の大学の陸上部との実力の格差を懸念する声が上がっていました。
これが100回大会限定なのか、今後も継続されるのかは不明ですが、継続しないことには、一度だけの解禁では、原監督も言われているように「茶番」で終わりますし、とても箱根常連校に他地区の大学が対抗するのは難しいのではないかと思われます。
継続して、経験を積み重ねて、そして何年もかけて箱根で戦えるチームが作られていくわけなので、ぜひとも、継続的に門戸を開け続けて欲しいなと、関西勢の筆者は密かにこの動きを支持をしております。
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箱根駅伝の関西の視聴率はどれくらい?
さて、そんな関東の大学しか出ていない箱根駅伝の視聴率は、関西ではどれくらいなのでしょう?
関東では毎年30%を超える数字を叩き出すお化け番組なのですが、関西では15~20%前後に留まっています。
ここ数年の例を見てみましょう。
- 第95回大会(2019年):関東では往路30.7%・復路32.1%に対し、関西では往路15.8%・復路19.5%。
- 第96回大会(2020年):関東では往路27.5%・復路28.6%に対し、関西では往路16.8%・復路18.1%。
- 第97回大会(2021年)を:関東では往路31.0%・復路33.7%に対し、関西では往路18.9%・復路22.0%。
- 第98回大会(2022年)は、関東では往路26.2%・復路28.4%に対し、関西では往路・復路共に16.2%。
- 第99回大会(2023年)は、関東では往路27.5%・復路29.6%に対し、関西では往路17.5%・復路17.6%。
どうでしょう?関東と関西で盛り上がりの差が如実に表れていますね^^;
関東では箱根が始まる前から終わった後まで、様々な関連場組が放送されていますが、関西ではそれがほとんど無いのです。
代わりに、年末年始はびっくりするくらいお笑い番組ばっかりやっています(笑)
どのチャンネルまわしも吉本!吉本!吉本!みたいな。
関西ではこちらの方が視聴率取れるからなんでしょうねー。
箱根駅伝関連雑誌も書店に1冊ずつしか置いてないこともしばしば。
これくらい関東と関西って温度差あるんですよー。
関東の方に話しても中々信じてもらえないんですけどね^^;
陸上ファンとしては寂しい限りですが、関西の大学が出ないんじゃあ、興味を持てない人が多くても仕方ないのかなーとも思います。
周りでも、箱根駅伝の話すらしている人、ほとんど見たことないですしね(´・ω・`)
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箱根駅伝に関西の大学は出ない?まとめ
はい、というわけで、箱根駅伝になぜ関西の大学は出ていないかを説明して参りました。
それ故の、関東と関西の箱根駅伝に対する温度差も感じて頂けたかと思います。
筆者は関西勢ですが、それでも箱根駅伝は応援しています!
演出だなんだという意見もありますが、そこに台本の無いドラマは確かに存在しますし、やっぱり頑張っている若者の姿は美しく、たくさん感動や元気をもらえますから。
100回大会以降も、ぜひ他地区の大学が参加できるようにして頂いて、日本全国で盛り上がれる大会になって欲しいなと思います。