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別大マラソンの参加資格や歴代優勝者は?完走率も調べてみた!

別大マラソン3
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別府大分毎日マラソン(以下、別大マラソン)の日が近づいて来ましたね!

別大マラソンの注目選手の記事でも少し触れましたが、別大マラソンはエリートランナーのみの大会から徐々に市民ランナー参加型の大会へと変わってきています。

そこで今回は「いつかは別大マラソンに出てみたい」と思っている皆さんに、この大会の参加資格などの情報をお届けしたいと思います。

 

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目次

別大マラソンの参加資格は?

別大マラソンに出るには、マラソン、30km、ハーフマラソンなどのいずれかの大会で、参加資格記録を突破している必要があります

招待選手、ペースメーカー以外の一般選手がエントリーするための条件があるのです。

ここがエリート大会と言われる所以でしょう。

 

別大マラソンはカテゴリー1~4の4つのエントリー基準があります。

このカテゴリーごとの参加資格を詳しく見ていきましょう。

  • カテゴリー1(陸連登録者で、下記いずれかを満たしていれば参加可能)
    (1)マラソン2時間30分以内
    (2)30kmロードレース1時間40分以内
    (3)ハーフマラソン1時間10分以内
    (4)日本陸上競技連盟、日本実業団陸上競技連合、日本学生陸上競技連合、都道府県陸協の推薦がある者
    (5)主催者が招待する競技者
  • カテゴリー2(陸連登録者に限る)
    (1)マラソン2時間55分以内
    定員:総定員4,000人の範囲内で、応募多数の場合は抽選
  • カテゴリー3(陸連登録者に限る。下記いずれかを満たしていれば参加可能)
    (1)マラソン2時間59分59秒以内
    (2)30kmロードレース1時間54分以内
    (3)ハーフマラソン1時間17分以内
    定員:総定員4,000人の範囲内で、応募多数の場合は抽選
  • カテゴリー4(陸連登録者以外もエントリー可能)
    (1)マラソン3時間30分以内
    定員:総定員4,000人の範囲内で、応募多数の場合は抽選

引用元:別府大分毎日マラソン「参加資格及び定員」より

 

このように、最低でも3時間30分を切らないといけないため、いくら市民ランナーの参加が増えたと言っても、ランニング初心者には結構厳しめのタイムであると言えるでしょう。

なお、上記の通り定員が4,000人のため、抽選となる可能性も高いです。

 

また、参加資格ではないのですが、コース途中の関門時間も、他の市民マラソンに比べると早めに設定されています。

きっちり3時間30分以内で走る走力がないと完走出来ない可能性もあります。

▽10km:52分
▽15km:1時間16分
▽20km:1時間40分
▽25km:2時間05分
▽30km:2時間30分
▽35km:2時間55分
▽40km:3時間20分

引用元:別府大分毎日マラソン「競技規則」より

 

しかしながら、別大マラソンはテレビ中継も行われるため、「それでも出たい!」と思っていらっしゃる方は多いと思います。

参加資格が高ければ高いほど、挑戦しがいがあるかもしれませんね。

ランニングやマラソンを始めたばかりの方々も、別大マラソンを目指すことが一つのモチベーションになればいいなと思います。

個人的には別大マラソンのような大会に出られることは、市民ランナーにとっての一つのステータスになって自慢できるんじゃないかなと思っています^^

 

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別大マラソンの歴代優勝者は?

2023年で71回を迎える長い歴史を持つ別大マラソンの歴代優勝者はこちらからご覧いただけます。

この公式サイトの情報によりますと、第1回大会は35kmレースでの開催でしたが、第2回大会以降は世界や日本のレベルに合わせてタイム、レベルが徐々に高くなっていることがわかります。

世界最高、日本最高記録が誕生したこともあります。

 

ちなみに筆者が印象に残っているのは、第40回大会の森下広一選手(旭化成)と中山竹通選手(ダイエー)の終盤での一騎打ちです。

38~39km地点で中山選手が森下選手に「行っていいぞ!」と声をかけて背中をポンっと叩き、それを機に、森下選手が中山選手を突き放して、初マラソン日本最高記録で優勝したレースです。

後に中山選手はその時のシーンをこう振り返っています。

自分には、一緒に走っていても嫌いなマラソンがあるんです。チャレンジ精神がないというか、自分の得意なところまでずっと待っていて安全策で勝とうとするマラソンです。だからあの時はずっと付いている森下を見て『お前もそういう真似をするのか?それでは本当のトップには立てないよ』と思い、行けと言ったんです。

引用元:「日本のマラソンはなぜダメになったのか」折山淑美(著)

当時中山選手は31歳。

故障などもあり、全盛時から少し下降気味の状態だった中で、将来の日本のマラソンのことを考えての言動だったのかなと思いました。

誰しもがレースで勝ちたいと思っている中で、なかなか出来る行動ではないと思います。

私はこの時の中山選手を素直に「かっこいい」と思いました。

こういうシーンを見ると、より別大マラソンに憧れちゃいますね。

 

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別大マラソンの完走率ってどれくらい?

別大マラソンの完走率は残念ながら公開されていません

定員が変わってきていることもあって、1回ごとの完走率があてになるかもわかりませんが、ネットのニュースや、別大マラソンを完走された個人のブログなどで見る限りは、おおよそ80%くらいです。

風や気温などの気象条件が影響しているかもしれないとの見解が多かったです。

大規模市民マラソンでは、完走率が90%を超える大会も多いため、やはり別大マラソンは関門の設定含めてまだまだ厳しめと言えるでしょう。

 

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別大マラソンまとめ

まだまだエリートランナー憧れの大会としての姿は保っており、出場することが一つのステータスともいえる別大マラソン。

しかし、それでもテレビ中継もされるこのマラソンが、徐々に市民ランナーも参加可能となっていったことに一つの意義を見出せるのではないかと、私は思います。

私が学生の頃は、12月の福岡国際マラソン、2月の別大マラソン、東京国際マラソン、3月のびわ湖毎日マラソンの4大会が、テレビ中継される大会として認知されていました。

これらの内、東京国際マラソンは東京マラソンへ、3月のびわ湖毎日マラソンは大阪マラソンへ、それぞれ大規模市民マラソンへと変貌を遂げました。

市民ランナー憧れの大会としての位置づけは大事ですが、別大マラソンも時代のニーズに合わせて変化していっていただければと思います。

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