毎年1月に開催される全国女子駅伝(正式名:皇后盃 全国都道府県対抗女子駅伝競走大会)を楽しみにしている方も多いのではないでしょうか?
なんといっても、有名選手が多数出場し、なおかつ一部の地域だけで盛り上がるのではなく、日本全国の代表チームが争うレースなので、みんなで楽しめる貴重な大会です!
今日は、本大会を前に、出場資格やルールなどについて今一度復習していきましょう。
これを知っておけば、観戦も2倍楽しめちゃうかも!?
全国女子駅伝出場資格とは?
全国女子駅伝には、中学生~社会人まで幅広い選手が出場するわけですが、どのように選ばれているのか見てみましょう。
まず、出場選手は下記2つの条件を満たしている必要があります。
- 日本陸上競技連盟の登記登録者であること
- 日本国籍であること
駅伝でよく見かける外国人選手は、本大会では出場不可というわけですね。
そして、どの都道府県代表として出場するかは、中学生と高校生は所属する学校の所在地で、大学生と社会人は登録している陸上競技協会の都道府県となります。
大学生と社会人がそれぞれ登録できる陸上競技協会は、大学生が出身高校の所在地・大学の所在地・居住地のいずれか、そして社会人が所属している組織の本拠地か本籍地・居住地・勤務地のいずれか、から選ぶことができます。
ただ、これとは別に、大学生と社会人は、自分の出身地や出身校のある都道府県で出場できる「ふるさと選手」制度というものもあります。
詳しくはこちらの記事で解説していますので、チェックしてみて下さいね!
そこから、さらに各都道府県の陸上競技協会が定める大会での実績やタイムの基準をクリアし(大分県の例)、理事会で代表選手として選出されれば、晴れて出場が叶う!というわけです。
本当に選ばれし中の選ばれし選手!って感じすね^^
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全国女子駅伝の開催地はどこ?何区まで?
全国女子駅伝の開催地は京都市で、全国高校駅伝と同じ都大路で行われます。
この都大路という名前の通りは実際には存在しておらず、文字通り、都(=京都)の大きな通りを総称してこのように呼ばれています。
全部で9区間あり、各区間は下記の通りです。
- 1区(6.0 km)西京極競技場 → 平野神社前
- 2区(4.0 km)平野神社前 → 烏丸鞍馬口
- 3区(3.0 km)烏丸鞍馬口 → 丸太町河原町
- 4区(4.0 km)丸太町河原町 → 北白川山田町
- 5区(4.1075 km)北白川山田町 → 国際会館前
- 6区(4.0875 km)国際会館前 → 北白川別当町
- 7区(4.0 km)北白川別当町 → 丸太町寺町
- 8区(3.0 km)丸太町寺町 → 烏丸紫明
- 9区(10.0 km)烏丸紫明 → 西京極競技場
第5中継点の国際会館前で折り返しをする全長42.195kmのコースとなっています。
このコースの中で、五条通・西大路通・北大路通・堀川通・紫明通・烏丸通・丸太町通・東大路通・今出川通・白川通・宝ヶ池通と、京都の主要な道路を選手たちが走り抜けるというわけです!
この後、午後0時30分よりレーススタートです。
レース実施に伴い、交通規制が行われます。
ご理解・ご協力の程よろしくお願いいたします。
交通規制詳細:https://t.co/fHv6RILPxW※中継開始時間に変更が生じました。
詳細はこちら https://t.co/CarlVKOStp pic.twitter.com/xZVFOnyp32— 皇后盃全国女子駅伝 (@WomensEkiden) January 16, 2022
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全国女子駅伝ルールが知りたい
最後に覚えておきたい全国女子駅伝のルールを説明しておきます。
各チームは、監督1名と、補欠を含む13名の選手で構成されます。
そして、この選手の中でも、割り当てが決められている区間があります。
まず、中学生(2年生以上)は3区と8区限定で、高校生は残りの区間の3区間以上に割り当てなければなりません。
全国男子駅伝はもっと縛りルールがあるので、それに比べると自由度が高い方ではあるのですが、全区間の半分以上を中高生が占めることになるので、残りの大学生・社会人選手をどう配置するかが肝です。
とはいっても、最長区間である9区に実業団選手が配置されるのが定石ではあるんですけどね。。
配置によっては、高校生選手や大学生選手が憧れの実業団選手と一緒に走れるチャンスがあるかもしれないわけで・・・それが叶えばかなり良い経験になること間違いなしですね!
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全国女子駅伝まとめ
中学生から社会人まで幅広い世代の選手で構成されるチームで競う本大会。
ダークホースからエリート選手まで揃う、これだけのオールスターチームを見られる機会ってないんじゃないかなと思います。
他のレースとは異なって、個人的には、どことなく和やかな雰囲気が漂っている感じがして、私はこの大会がとても好きです。
特に、2022年は福士加代子さんのラスト駅伝だったので、地元の人たちが温かい声援を送る中、笑顔で手を振りながら走り抜けた福士さんに心がジーンとしました。
ご自身の出身地のチームを応援するも良し、お住まいの都道府県のチームを応援するも良し、推し選手がいるチームを応援するも良し!
あなたはどこのチームを応援しますか?^^