国宝「石清水八幡宮」がある京都府八幡市にある背割堤(せわりてい)は桜の名所として有名です。
かつては、地元の人だけが知っている超穴場スポットだったのですが、メディアで紹介されてからというもの、お花見シーズンには非常に多くの人で賑わい、今や京都を代表するお花見名所の1つとなっています。
年々訪れる人の数は増えているものの、敷地はとても広いため、奥の方に行けば空いていますし、レジャーシートを敷くスペースもない!ということはないでしょう。桜の木の下でお花見も良いですが、下の平地に座って、桜並木全体を眺めるのもまた一興です。
そんな背割堤ですが、場所柄つい車で行きたくなりますが、さくらまつり期間中は専用駐車場が使えません!
そこでお困りのあなたに、近隣のパーキング情報や公共交通機関でのアクセス方法を、実際に足を運んで確認した私が徹底解説して参ります。
背割堤周辺の駐車場情報
さくらまつり期間中は背割堤の駐車場は使えませんので、八幡市駅周辺にいくつか有料の駐車場を紹介します。
1つ注意点を挙げますと、御幸橋から八幡市駅に向かう道はさくらまつり期間中の土日(10時~16時)は通行止になりますので、うっかり侵入しないよう注意が必要です。
八幡市駅に向かう場合、京都方面から来られた方は直進せずに左の道に迂回を、大阪方面から来られた方は右折せずに直進して迂回して下さい。
※Pマークをクリックすると駐車場名が見れます。
タイムズ
・タイムズ石清水八幡宮駅南
八幡市駅前にある駐車場です。
・タイムズ石清水八幡宮駅北
八幡市駅から御幸橋に向かう道にある駐車場です。
・タイムズ八幡吉野
市街地にある駐車場で、背割堤まで徒歩15分ほどかかります。
キョウテク
・八幡市駅北パーキング
八幡市駅北側の住宅街にある駐車場です。
八幡市営駐車場
・八幡市営駐車場
背割堤に最も近い有料駐車場ですが、背割堤さくらまつりの期間中の午前8時~午後6時までは入庫できませんので、注意が必要です。
この他にも、地元の方による臨時駐車場もありました(一時預かり500円)。
なお、年末年始やさくらまつりの期間は、特別料金が設定されたり、利用が制限される可能性がありますので、予めご了承ください。
私が2019年さくらまつりの時に、10時頃に駅周辺を散策したところ、なんとまだタイムズ八幡市駅南には余裕がありました。ただ、駐車場を狙うなら絶対に朝に行くべきなのは言うまでもありません。
また、コインパーキングもよりも安く確実に利用したいのであれば、駐車場を事前予約できるakippaを利用するのもおススメです。
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背割堤へのアクセス
背割堤への最寄り駅は京阪本線「石清水八幡宮」駅になります(2019年に駅名変わりました)。
八幡市駅からは徒歩で10分程度かかります。交通量の多い道ですので、必ず歩道を歩くようにしましょうね。小さいお子さんがいる方は、飛び出さないよう、しっかり手を繋いであげて下さい。
電車の場合
京都駅から
・その1(約30分¥480)
近鉄京都線「京都」駅(普通・準急・急行)
↓¥210
近鉄京都線「近鉄丹波橋」駅
↓徒歩(連絡通路あり)
京阪本線「丹波橋」駅(淀屋橋・中之島方面の準急)
↓¥270
京阪本線「石清水八幡宮」駅
・その2(約40分¥460)
JR奈良線「京都」駅(普通・区間快速・快速・みやこ路快速)
↓¥150
JR奈良線「東福寺」駅
↓徒歩(連絡通路あり)
京阪本線「東福寺」駅(淀屋橋・中之島方面の準急)
↓¥310
京阪本線「石清水八幡宮」駅
大阪駅から
・その1(約50分¥540)
JR大阪環状線「大阪」駅(外回り)
↓¥160
JR大阪環状線「京橋」駅
↓徒歩
京阪本線「京橋」駅(出町柳方面の特急)
↓¥380(プレミアムカー以外は特急券不要)
京阪本線「樟葉」駅(出町柳方面の準急)
↓
京阪本線「石清水八幡宮」駅
・その2(約60分¥560)
JR「大阪」駅
↓徒歩
大阪メトロ御堂筋線「梅田」駅(なんば・天王寺・なかもず方面)
↓¥180
大阪メトロ御堂筋線「淀屋橋」駅
↓徒歩(連絡通路あり)
京阪本線「淀屋橋」駅(特急)
↓¥380(プレミアムカー以外は特急券不要)
京阪本線「樟葉」駅(出町柳方面の準急)
↓
京阪本線「石清水八幡宮」駅
駅から続く人波…
シャトルバスの場合
背割堤さくらまつり祭の期間中のみ、阪急京都線「西山天王山」駅~「さくらであい館」間をシャトルバスが1日9往復運行予定です。時刻表はこちら。
料金は片道大人250円、子ども130円です。
阪急沿線にお住いの方は、京阪に乗り換える手間が省けるので、便利ですね。
車の場合
高速道路を使って来られる場合、京滋バイパス久御山淀ICか名神高速大山崎ICが最寄になります。
一般道の場合ですと、京都方面の方は、旧京阪国道を大阪方面へ進み、淀川御幸橋を渡った右手に。大阪方面から来られる場合は、旧京阪国道を京都方面へ進み、木津川御幸橋を渡って左手に背割堤があります。
ただし!背割堤に駐車場は併設されていますが、背割堤さくらまつりの期間中は使用不可となっていますので、ご注意下さい。
以前は臨時駐車場まで設けられていたのですが、周辺道路の渋滞がひどくて問題になっていたので、改善されたみたいです。それでも、週末の御幸橋は渋滞していますので、ご注意を。
背割堤さくらまつりの期間以外でしたら、背割堤地区に158台、さくらであい館に22台分の無料駐車スペースがあります。
お花見シーズンの御幸橋は超渋滞…
バイク&自転車の場合
近年のロードバイクブームにより、さくらであい館は人気のサイクリングスポットになっており、週末には多くのバイカーさんで賑わっています。
さくらであい館・背割堤共に駐輪スペースもたくさんありますが、背割堤さくらまつりの期間中(2023年3月25日(土)~4月9日(日)はさくらであい館の駐輪場は使用不可になります。
背割堤に設けられた臨時駐輪場であれば停められるますので、バイカーさんはそちらに直接向かって下さい。坂を下ってすぐのスペースは早い段階で満車になりますので、その場合は橋の下に設けられたスペースに駐車となります。
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背割堤さくらまつり2023 見どころ&注意点
背割堤さくらまつり(旧八幡桜まつり)は2023年3月25日(土)~4月9日(日)の9:00~17:00に開催されます。
さくらまつり期間中は桜並木沿いにマルシェが出たり、ボートに乗れたり、イベントがあったりと、多くの人で賑わいます。
圧巻の1.4kmにおよぶ桜並木
しかし…2018年9月の台風21号の影響で多くの木が倒されてしまい、かつての名物だった桜のトンネルも隙間が目立ち、青空が見えるようになってしまいました。それでも残された木々が精一杯美しい花を咲かせている様は感動です!
お花見は宇治川サイドと木津川サイドの両方でできるので、スペースはたっぷりありますよ。宇治川の方がちょっと通路が狭い分、混雑具合もマシな気がします。
今年もこうやってお花見ができたことに、ソメイヨシノの木々と管理局の方々に感謝です!
さくらマルシェ
さくらまつり期間中は、木津川サイドにマルシェが出ます。軽食やスイーツだけでなく、特産品や手作りアクセサリーなどのお店もあります。八幡市周辺のローカルなお店が並んでいて、「こんなお店あったんだ!」っていう意外な発見もあり、出店されている店舗は結構宣伝効果があるんじゃないかな~と思います。
さくらであいクルーズ&お花見船Eボート
船に乗って宇治川から背割堤の桜を眺めようという、雅な催しも実施されています。
どちらも宇治川サイドに受付があります。白いテントが「さくらであいクルーズ(観光船)」で、緑のテントが「Eボート」の受付です。
さくらであいクルーズ
エンジン付きの観光船ボートで宇治川を約20分間遊覧します。
料金は、おとな(中学生以上)1,500円・こども(小学生)500円・幼児はおとな1名につき1名まで無料(2人目からこども料金要)となっています。
予約制ではなく、満席になり次第販売が終了しますので、乗りたい方はお早めに乗船券をお買い求め下さい。当日9:30から発売されます。
11時くらいには乗船待ちのお客さんで行列ができていました。客層はシニアが多い感じでしたね。
お花見船Eボート
Eボートとは11人乗りの大型カヌーのことで、もちろんエンジンはついていないため、下り専用となっております。
約20分間周遊を楽しんだ後、徒歩で背割堤の終着点から入り口まで戻ってくることになります。歩くと結構距離があるので、ご高齢の方や小さいお子さんのいらっしゃる方はご注意を。
料金はさくらであいクルーズよりリーズナブルで、おとな(中学生以上)1,000円・こども(小学生以下)500円です。
こちらも予約制ではないので、ご興味のある方はお早めに。
さくらであい館
2017年に地域振興や観光拠点を目的に作られた施設です。普段は会議室を提供したり、マルシェやイベントが行われています。
隣には展望台が併設されており、さくらまつりの期間以外は無料で上ることができます。さくら祭りの期間中は有料となり、料金は大人300円・小中学生100円(未就学児無料)です。
さくらまつりの期間中は展望台は大混雑しますので、並ばず上りたい方は朝一、最低でも午前中には行きましょう。朝9時の段階では、まだ行列はなくガラガラな感じでしたよ。
注意点
1.ゴミについて
2019年よりさくらまつりでのゴミ回収が有料となりました。現地で捨てたい方は、さくらまつり指定のゴミ袋を買って指定場所に捨てることになります。
なので、できるだけ家まで持ち帰った方が良さそうですね。間違っても、八幡市駅や帰宅途中の公共のごみ箱に捨てないように!
2.トイレについて
トイレはさくらであい館内に1カ所、仮設トイレが背割堤入り口・駐輪場・無料飲食スペース・マルシェの計5か所に設置されています。
仮設トイレが苦手な方は、さくらであい館のトイレを利用するといいでしょう。ただ、女子トイレは混雑していますので、余裕を持って行って下さい。
八幡市駅のトイレも小さいので大変混みます。その隣の男山ケーブルのトイレであれば空いていますので、穴場です。
4.運営協力金について
2023年より、運営協力金として100円が公園入場時に必要となります。
運営協力金は、警備員さんの配置や、仮設トイレ設置、ゴミ処分、桜の保護や植樹に使われるとのこと。
2018年の台風ダメージから1日でも早く復活するためには、来場者の協力は不可欠ですね。
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背割堤のバーベキュー情報 ※当面の間禁止
背割堤と言えば桜以外にBBQスポットとしても人気です!
1つ気を付けて頂きたいのが、2020年3月25日(水)~4月14日(火)はBBQ利用不可となっております。残念ながら、お花見シーズンのBBQはできないってことですね。
でも、がっかりなさらず!背割堤は新緑もおススメです。ずーっと続く緑のトンネルは森林浴にもってこいです。
BBQをされる時はいくつかルールがあるので必ず守って下さいね。
1.無料駐車場の利用時間は守る(12/29~1/3を除く9時~17時)
2.BBQ指定エリアで行う(木津川サイドのみ)
3.芝生を傷めないよう、脚付きのコンロを使う
4.水道は炊事や食器洗いに使わない
5.ごみは持ち帰ること
要は材料の準備・下処理などは予め行っておき、現地では焼くのみ!使った食器や道具は汚れたまま持ち帰って、家で処分しましょうということです。まぁ、当前のマナーですよね。
お花見と同じく、最寄り駅など公共の場のごみ箱に捨てて帰らないようにして下さい。
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背割堤のアクセス&駐車場まとめ
最後にもう1度、背割堤の観光にあたっての注意事項をまとめておきます。
・背割堤さくらまつりは2023年3月25日(土)~4月9日(日)に実施で、専用駐車場は利用不可(駐輪場は背割堤のみ)
・入場時の運営協力金100円が必要
・ゴミ回収は有料
・さくらまつり期間中の展望台は有料
・BBQは当面禁止
背割堤は本当に広大で美しく、1日中いても飽きないでしょう。その分、リピーターも多く、年々観光客が増えているように感じます。
最寄り駅である八幡市駅は大変混雑しますので、予め切符を買ったり、ICカードで対応するなどして、できるだけスムーズに帰宅できるようにしたいですね。
お天気に恵まれることを祈ってます^^