夏になって蚊が多くなってくると、鬱陶しい限りですね。
ちゃんと網戸も閉めて蚊が入ってこないように対策しているはずなのに、なぜか蚊が家の中に入っちゃうんですよね。
そして気が付かないまま夜になり、蚊の「プ~~~ン」っていう嫌な音で目が覚めて、気分は最悪…
もしかして蚊は網戸をくぐり抜けたりできるのでしょうか?
本日はその疑問を解消したいと思います!
蚊が網戸をすり抜けることはあるの?
蚊の侵入経路で一番多いと思われるのが、やはり窓です。
しかし、蚊が入ってくるからと言って、暑い夏に窓をずっと締め切るなんてことできませんよね。
窓を開けたい。でも虫は入れたくない。
そのために網戸を閉めているはずなのに、いつの間にか蚊は侵入しています。
「もしかして、蚊って網戸をすり抜けてくるの?」
と、心配にすらなってしまいます。
結論から言うと、基本的に蚊は網戸をすり抜けることはありません。
蚊の大きさと網戸の目の大きさを比べても、物理的に無理だからです。
網戸を生産・販売されているセイキグループで、その実験をされていました。
一般的な網戸は18メッシュ(網戸の目の細かさをあらわす単位)とされていますので、一つの網目はおよそ1.15mm幅の四角形になります。
蚊の体長はおよそ5mmですので、数字で見る限りではとても蚊が入ってこれそうなサイズではありません。
実際に、この実験でも蚊は網目をくぐることはありませんでした。
では、網戸を閉めているのに蚊はどこから入ってくるのでしょうか?
スポンサーリンク
蚊は窓の網戸の隙間をくぐることがある?
網戸の目は蚊よりも小さいことから、蚊が入ってくることはないという事はわかりました。
しかし、これはあくまで新品の状態での話です。
網戸は一般的には2年程度での張替えが良いとされています。
やはり常に雨風に晒されてしまうものでもあるので、使っているうちに網目が広がってしまったり、枠のゴムが劣化して隙間ができてしまうのです。
そして、その経年劣化で出来た隙間から蚊が入ってくるのです。
劣化してしまった網戸はホームセンターなどで購入すれば、ご自身で取り替えることも可能です。
難しいと思う場合は、リフォーム会社などでも対応をしてくれます。
網戸を新しくする際には、より網目の細かいものを選べば安心ですね!
そして意外な落とし穴として、新品であっても、網戸の開け方でも隙間ができてしまうことがあります。
窓を全開にしていると、窓と網戸の間に隙間は出来ませんが、窓を半開きにしていると、窓と網戸の間に隙間ができてしまうのです。
どういうことかと言いますと、動画を見て頂くのが一番早いかと思います。
必ず奥側の窓は全開か閉めた状態にしておかなければ、網戸との間に隙間が出来てしまうのです。
言い換えると、奥側の窓のフレームと網戸のフレームの片側がピッタリ重なっていないと、蚊が入る隙間ができるということです。
手前側の窓は全開だろうが、半開きだろうが関係ないのですが、奥側の窓だけは中途半端な開閉はNGなのです。
つまり、奥側の窓が肝!と覚えておきましょう。
これはなかなか目からウロコな話ですね。
「網戸を閉めているから大丈夫」と思い込んでいると、意外と見落としてしまいがちな点ですので、注意しましょう。
スポンサーリンク
網戸用の蚊対策グッズも活用しよう!
最近では蚊が網戸から侵入してくることを防ぐグッズも色々と販売されています。
快適に過ごすためにもこのグッズを活用して、蚊の侵入を完全シャットアウトしちゃいましょう!
虫よけスプレー
防虫効果のある薬剤を網戸に散布するだけのお手軽商品です。
一度吹きかけておけば2ヵ月など長期間の防虫効果を持つものもあります。
使用するにあたって注意してほしいのは、「網戸の外側から噴射すること」です。
窓を開けて、室内からスプレーをかけても薬剤のほとんどが外へ流されてしまいます。
スプレーを無駄遣いしたくないのであれば、布などにスプレーを吹きかけて網戸を掃除すれば、網戸も綺麗になるし一石二鳥ですね。
吊るすタイプの虫よけ
最近あちこちでよく見かける、吊るすだけで虫を寄せ付けないという商品ですが、こちらを検討されている場合には注意が必要です。
商品裏の説明欄には、「蚊を対象とした商品ではありません」などという記載があったりします(゚Д゚;)
「じゃぁ、何を寄せ付けないのさ!?」と言いたくなりますが、これらの商品が寄せ付けないとされているのは「ユスリカなどの虫」と書かれています。
確かにユスリカ(夕方頃に頭の上を群がって飛んでいる虫)なども気にはなりますが、蚊のように刺されたり、かゆみが出たりはしません。
肝心の蚊を防ぐことができないのでは仕方がないので、商品を購入するときは説明欄をよく読んで選びましょう。
ちなみにバポナは対象に「蚊」が含まれています。
網戸の隙間を埋めるゴム
窓を全開にしていても、わずかに隙間ができてしまったりする場合は、やっぱり気になりますよね。
そんな時は網戸に貼るゴムテープなどが活躍します。
ゴムで隙間を完全に埋めることで蚊などの侵入を防いでくれます。
できるだけ化学薬品は使いたくないという方には、こういう方法で対策する手もありますね。
スポンサーリンク
蚊の網戸すり抜けまとめ
蚊は網戸の目をくぐり抜けて入ってきているのかと思いきや、実はそうではなく、窓の開け方によって出来た隙間から侵入してくるということがわかりました。
これは意外な盲点でしたね!
熱くなってきて夜も寝つきが悪くなったりする中、蚊の飛ぶ音で目が覚めたら最悪です。
今年は窓の開け方に注意を払いながら、更に虫よけグッズを有効に使って、窓からの蚊の侵入を防いで、快適に過ごせるように今から準備しましょう!